2010年2月8日月曜日

料理のオープンソース

今週の日経ビジネス。女性に大人気の料理レシピサイト「クックパッド」の社長の記事。


( 日経ビジネス : 2010.1.11 )

利用者の9割が女性。30代の国内女性の4割が月に1度は訪れるというクックパッド。記事に「男女の間で、これほどまで認知度に差があるインターネットサイトも珍しい。」とあるがその通りだと思う。私もモンゴルで女性隊員から聞き、はじめて知りました。

料理の世界のオープンソース。クックパッドの本質はそこにあるのだと思う。エンジニアたちが、自身が開発したコードを無償でネットの向こう側に公開するように、女性たちも自らのレシピを無償でネットに公開する。競争ではなく、ただ好きだからやる。そしてそれが利用されること、そこから更に新しいものが生まれることに意義を見出す。

将棋の世界がオープンソースの最先端としてよく語られる。最善の一手を追求するための集合知の効率は認められている。料理の世界ではすこし意味合いが違うかもしれない。ただ、良いものは競争モデルの外側で生まれる時代が始まっているのだと思う。クックパッドのこれからにすごい可能性を感じる。

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