今週の日経ビジネス。郵貯の預入限度額の見直しと財投の関係についての記事。
(日経ビジネス:2010.4.5)
郵貯預入限度額が1000万から倍増の2000万になる見通し。それによって官の金融が大きくなり、非効率が膨張するのではないかと指摘している。もっともな内容に聞える。
ただこの問題、本質はぜんぜん違うところにある。それは国民の金融リテラシーの問題だろうと思う。郵貯にお金を預け入れること。それがどういうリスク&リターンを意味してるのか。それを理解して預け入れている人が果たしてどれだけいるのか。どうにかしなければいけないのはそこだと思う。
勝間さんをはじめ、最近は日本人の金融リテラシーの底上げに取り組む識者が増えている。それは個人のライフワークの設計に関わることだし、経済にとっても循環がよくなるので意義深い仕事だと思っている。だからこそ、もっといえば学校教育で金融については教えるべきだと思う。ちょっと飛躍するが、そうすればこの記事のように政府に振り回されることはなくなる。ことを理解したうえで自分の意思で選択できる。
飛躍ついでに、情報収集についても基本は教えるべきじゃないかと思う。金融と情報収集。このリテラシーの差がすごい勢いで格差を生んでいるのが今の社会なのは間違いないんじゃないだろうか。
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