2010年7月5日月曜日

自然観光研修②モンゴルの学生



研修期間中、寝食を共にすることによりモンゴルの大学生たちの素顔に近づくことができたと思います。

大学生を相手にこんなこと言うのは幼稚かも知れませんが、彼ら彼女らはとてもいい子たちです。今回の研修で以下の素養に気付きました。

・助け合いの精神を持っている
・肉体から溢れる生命力を持っている
・些細なことは気にしない、広いこころを持っている
・心根がとにかく素直で明るく元気である
・年長者を敬い、弱者に助ける優しいこころを持っている

いいことばかり書いているように見えますが、本当にこのように思います。勿論、よくない面もあります。

・人の話を聞けない(集中力が続かない)
・時間を守れない(これは一種の文化??)

などはかなり酷いレベルだと思います。

また、今回研修に参加した学生は地方出身の学生がほとんどだったのですが、彼ら彼女らの自然と関わる技術には目を見張るものがありました。

家畜のさばき方は勿論、薬草の見分け方やその使い方、樹皮から作るノートや帽子、即席で拵える釣竿や餌のミミズがいる場所の見つけ方、草の茎からとる水分補給などなど、さも当然のごとく自然と接する姿に、過酷な自然を生き抜く逞しさを感じずにはいられませんでした。

このような学生たちが夏が終わると喧騒の首都に戻り、窮屈な教室で座学を受けるのだと思うと不思議な感じがします。学べるものの質こそ違えど、草原での生活こそが生きるために必要な知恵の学習の場であると思います。

いつかモンゴルの大学生と日本の大学生が協働して、今回の研修を実施できたら面白いと思います。

2 件のコメント:

  1. 篠さん、お帰りなさい。
    お久しぶりです。
     篠さんとれいこさんが田舎へ研修にいったことをかめさんに聞きました。そして篠さんのブログからも読みました。
     今回の研修で、多くのモンゴル人の学生と一緒に行ったみたいですね。篠さんがモンゴル人の若者のいい点や弱点を肌で感じてようですが、それは本当によかったと思います。そして篠さんとれいこさんのモンゴル語能力がとても上がったのではないでしょうか。
     なんといっても、無事に帰ってきてよかったです。
    ちょっと心配していました。
     長い研修、お疲れ様です。お風呂を入って、ゆっくりと休んでください。

    康平。

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  2. 康平君。コメントどうもありがとう!今回モンゴルの若い世代の人たちと一緒に行動することができて本当に勉強になりました。モンゴルのことをより理解することができたように思います。でも何といっても君が一番のモンゴル人の親友です。夏に会いましょう。

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