平成22年9月6日。グリンピースのクジラ肉裁判の判決がでました。佐藤潤一、鈴木徹の両被告に対し、懲役1年、執行猶予3年の判決です。
クジラ肉裁判は、公金が投入されている調査捕鯨船乗組員が、不正にクジラ肉を横流ししているのを告発するため、輸送途中のクジラ肉を確保したところ、逆に窃盗罪で起訴された裁判です。
勿論、佐藤氏らにクジラを私的利益の為に横領した意志は無く、その行動と目的、そして経過について情報公開をいています。
不正に行われている事業を告発するという市民にとっての公共の利益のために、ジャーナリストやNGOが職業的性格上、軽微な犯罪を犯すことの正当性は認められないのか。これが今回の裁判の一つの大きな争点です。
今回の判決では「考え」や「情報」を盗むのならともかく、不法に建物に入り「モノ」を盗むことは度を越している、との判断だったようです。
なんかおかしいと思う。とっても公正を欠く判決だと思う。
今まで不正にクジラ肉を横流し、私利私欲を満たしてきた人たちはどんな心境だろう。きっとホッとしてラッキー!くらいにしか思っていないんじゃないだろうか。
正直者がバカをみる社会、日本。それってとっても嫌な社会だ。今回の裁判の結果が、市民社会の正義ある行動に萎縮効果を及ぼさないことを願う。
参考記事はコチラ。
グリンピースHPはコチラ。
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