2011年1月5日水曜日
日本版ギャップイヤー
(日経新聞朝刊:2011.1.5)
JICAが日本版ギャップイヤーを提言するらしい。ギャップイヤーとは英国で普及している制度で、大学入学前の1年間をボランティアやバイト、語学学習に充てるというもの。
日本版ではJICAが提言することもあり、海外でのボランティアや医療、福祉の現場で働くことを奨励するようだ。
こういった制度、というか考え方が根付くの基本的にいいことだと思う。生き方の多様性に繋がる。ただ、すこーしだけ「おせっかい」かな、とも思ったりする。
10代後半は「自分探し」をしたくなるものだと思う(私の世代はきっとそう)。制度が無くたって、むしろ制度が無いからこそ、冒険心のような気概を持って「冒険」ができるのだと思っている。
全く個人的な話だけど、私自身、大学入学前に1年間英国留学し、そこで語学学習やボランティア、異文化体験をしてきた。制度があっても無くてもそうしただろうけど、制度が無かったぶん自分で道を切り開いている感覚を掴むことができた。
就職に関しても、1~3年の遅れははっきり言って無いに等しい。要は学生のうちに何をし何を学んできたかが勝負所。差が着くのはそこ。ギャップイヤーの有無と就職はそれほど関係しない。
話⇒少飛
大学は全入時代になってそれぞれの個性が極端に無くなってきた気がする。制度化されるということは、気をつけないとそういう危険性も孕んでしまう。多様性を求めた結果、逆効果が表れる可能性も、ということ。
今回の提言はそこまで話は飛躍しないと思うが、少し気になったので書いてみた。
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