島根県海士町、竹内さんのまちづくりエッセンスが詰まった一冊。マネジメントの本としても読めるし、地域活性化論としてもとても参考になります。
本筋とはあまり関係が無いけれど、下記の一文がこころに刺さった。
「人には能力の差がある。これは事実だと思います。頭の良い人を10とすると、7しかない人もいる。でも、7しか能力がなくとも、その7をめいっぱい使っている人間の方が輝くだろうと私は思っています。」
私は、能力の高い人たちと仕事をして、自分の無能さに嫌になることがあります。当然のことながら能力が低いことは全力で仕事に取り組まない理由にはならない。
そりゃ10の人がめいっぱい頑張ったら追いつけないけど、それでも背中を押された気持ちになります。竹内さんは教育者でもあるなぁ、と思います。
それと次の文。
「熱意、誠意、創意 人にとってももっとも必要なものは、この三つだと私は考えています。この三つがあれば、何とかなる。これを武器にして、思いっきりやる。」
実践を伴った人の言葉だけにいわゆる精神論ではとても片付けられない。
私は、人や本や映画からものすごく簡単に影響を受けてしまうので、自分自身の感覚に心許ないが、一生ものの教訓に触れた気がします。
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