2016年12月6日火曜日

「保育園落ちた日本死ね」について

東京新聞 2016.12.6

今日の東京新聞こちらの特報部は、今年の流行語大賞トップ10に選ばれた「保育園落ちた日本死ね」が、その言葉遣いから批判を受けているという内容の記事だった。暇で平和だなと思う。子どもたちが気軽に目にするネット空間にはもっと汚い言葉が溢れかえっているのに。

そんなことより、この「保育園落ちた日本死ね」の内容は本当に的確な指摘で、だからこそここまでの反響を得た。そのことにもっともっと注視しなければならないはず。少子高齢社会となり、国の方針で働き手を確保しながら出生率を上げようとしているなら、ここで指摘されている2点は間違いなく有効な施策となるはず。

・保育環境を整える
・出産、育児にかかる費用の助成を増やす

私も子を持ってはじめて上記2点の不十分さが痛いほど理解できた。まず、出産にかかる費用の自己負担が高い。助成を受けても私の場合は28万円が自己負担金となった。幸い蓄えがあるので大きな問題とはならなかったが、家庭によっては大きな負担となると思う。

そして、都の保育環境の不十分さ、新聞等のメディアで伝えられているように、相当シビアであることが保育園見学をしていても伝わってくる。先着順としている一部の認証保育園は、あっという間に定員に達し、キャンセル待ちと言われてしまった。

「保育園落ちた日本死ね」で指摘しているように、オリンピックだなんだと言う前に、もっとお金の使い方を考えろと言いたい。日本死ね、じゃ優し過ぎるくらい、政府の言ってることとやっていることの開きは大きい。

0 件のコメント:

コメントを投稿