池上高志+石黒浩 「人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか」講談社 2016
僕は、命は永遠ではないから、人は限りある人生を有意義なものにしようと生きるものだと考えていた。その考えは今でも変わっていないけど、そのうち人間の脳が無機物にアップロードでき、永遠に生きられるようになると、僕(の考え)はどうなるのかなと興味深く思う。
アンドロイドが側にいることが日常的になった時、社会は、宗教は、人間の生活はどの様に変化していくのか。SFではない現実の社会がそう遠くないことを予感させられます。人間が作り出していたはずの変化が、いつも間にか変化によって人間が作られている。実はもう既にそんな社会を生きているのだなと感じます。
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