2017年2月26日日曜日

堀内佳美さん

東京新聞 2017.02.25

今日は相方の職場の同僚のドイツ人が遊びに来てくれた。お昼に向かう道すがら、玄関先で自転車を出すのに苦労していた老婦人をサッと手助けするを見て、春の陽射しのように気持ちが暖かくなった。当たり前のことかも知れないけど、こういう身近な親切の積み重ねが、国際交流の礎となるのだなと思う。

写真はタイで読書の楽しみを伝える堀内さんの紹介記事。この方は先天性の病気で高校1年の時に視力を失った。それでも祖父が読み聞かせをしてくれたことで本を読む喜びを知った。そして今度は自分がその喜びを届けるためにタイで活躍している。写メで写せるくらいの小さな記事だけど、堀内さんの背景に果てしない世界の広がりを感じる。

この社会には見習いたいと思う人がたくさんいる。でも思うだけじゃダメなんだと、いい加減気付く。思うのと動くの差はどうしようもないくらい大きい。0と1ではなく0と∞くらい違う。その距離に打ちのめされる前に、動けと叫びたくなる。

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