2017年5月25日木曜日

ラストレター


風邪や下痢やロタなど、娘とシェアして散々な目に遭いながらも日々読書は続けています。

最近も沢山の良書に出逢いましたが、中でも今日読んださだまさしさんの「ラストレター」は、こころ温まるとても良いお話でした。笑い、泣き、そしてまた笑う。「昭和」なるものをテーマとしたラジオ局のお話なのだけど、僕にとっての「昭和」も案外そんな感じだったのだと思います。

本の最終章に、いまのマスコミを鼓舞するかのような力強いメッセージが書かれていたので、少し抜粋して紹介したいです。マスメディアに関わる人たちがこの本を手にとって読んだら、何を感じるのだろうか。

「メディアは今、本当の正義を見失い、己の立場だけの数字や好き嫌いやそして利益ばかりに夢中です。〜中略〜 僕らは時折思い上がり、身勝手な価値観だけで人を傷つけることがあります。僕は強く反省し、そして自分に言い聞かせています。少なくともメディアは、常に弱い人の味方であるべきだ、と。」


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