2019年11月7日木曜日

主戦場、UPLINKで再上映

東京新聞 2019.11.05

川崎市のある映画祭で、一時上映中止とされていた映画「主戦場」が最終日に無事公開された。僕もこの映画を別の劇場で観たが、とても考えさせられる内容で、ぜひ多くの人に観てもらいたいと思っていた作品だ。

内容は「従軍慰安婦問題」について、それぞれ問題が「あった」派と「なかった」派の論客の主張を織り交ぜながら、この問題について当事者意識を促すものとなっている。「なかった」派から上映差し止め訴訟を起こされているように、基本的には「あった」派の議論に理があるように話は進んでいく。

それしても、こういった作品を上映中止にすることは、表現の自由が問題視されている最近の世論を考えると、中止賛成側の狙いとは逆に注目が集まってしまうのではないかと思う。だってドキュメンタリー映画なんで大抵は世間に知られないまま終わってしまうのだから。

今回の川崎の上映も定員を大幅に超えるの鑑賞希望の申し込みがあったようだ。だから、どこかでまた上映されるだろうなと思っていたら僕がよく行く吉祥寺のUPLINKで明日8日から再上映されることになった。期間は短いのだけど、見逃した人はぜひ足を運んでみてください。

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