2010年5月5日水曜日

アークティック、ハムバグにみる多様性

昨年の私的BEST盤の5位アークティック・モンキーズの三作目「ハムバグ」(詳しくはコチラ)。大学の後輩が買ったみたいなので久し振りに聴いてみた。ちなみにこの友人は同日に私的BEST4位のUtadaも購入してる。いいね。



このアルバムのすごいところはバンドがシーンの第一線で生き残るための"正解"を見事に表現していることだと思う。

その"正解"とは、バンドが鳴らす音楽に多様性を求めたこと。プロデューサーにQOTSAジョシュ・オムを迎え入れたこと。

同じロックだけど全く異質。アークティックのファーストとセカンドからQOTSAの音楽を連想するのは難しい。それなのに結び付き、やっぱりアークティックだなと思わせる新しい音楽を創ってしまったのだからすごい。

多様性があることは生き残るための条件。それは本当に全てのことに共通している。デビューALで大成功し、セカンドも同様の路線で成功を収めるバンドは多い。けど大抵はそこで終わってしまう。

自ら開き、異なるものを受け入れる。すごく意識的に、誰の目にもはっきり分かるカタチで表現したこのアルバムはやっぱりすごい。

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