2017年6月30日金曜日

日本会議の研究


僕は、日本会議は名前は聞いたことがあるけど、何をしている団体なのかよく分からなかった。ただ、安倍政権になってから、やたらと存在感を感じるようになったので、詳しく知りたいと思うようになりました。そういう訳で手に取った一冊です。

本書は、著者がSNSで発信し続けた情報をもとに構成されていることもあってか、各章、各ポイントがコンパクトにまとまっていてとても読みやすかったです。よく理解するには再読が必要だけど、日本会議の基本像は捉えることができたように思います。

読後の第一感は、日本会議周辺の一部の人たちが、50年近く地道に続けてきた運動の結実点が現在の安倍政権であること。そして、目標に対し、愚直に行動をし続けた結果が「今」であるなら、それを変えるのは容易ではないし、実際に現実としてそうなっていると思うことです。

僕は、安倍政権は乱暴極まりない政権運営をしているのにも関わらず、なぜ誰も咎めることなく続いているのか、常々疑問に思っていました。それにはきっと色々なファクターがあるはずですが、本書で指摘している「安倍政権を支える側」の運動の蓄積も馬鹿にならないと感じます。

普段は、知らなかったことを知るとワクワクするのですが、さすがに今回はワクワクどころか背筋が凍るような思いになりました。敵を知り己を知れば百戦危うからず。なんて諺がありますが、このことの真を理解していたのは、日本会議中枢の人たちだったのかもと思います。


2017年6月25日日曜日

サマソニ2017予習中

ロッキンオン6月号

今年のサマソニは何と、初めて友人が一緒に参加してくれることになりました!!!嬉しい。苦節10数年、何人もの友達に声を掛けながらも音楽センスが合わず、常にお一人様状態だったのですが、今年は一気に2人も!あ、でも相方やその妹と一緒に参加したことはあったな(笑)

とにかく、あまりにも嬉しかったので、予習用に音源をUSBに入れて送付したりしちゃいました。で、今はサマソニ予習中です(その前のフジの方も聴いてますが)。

予習合わせて、毎年恒例の主催者代表清水さんのインタビューも読み直してます。読み応えのある記事で面白いのですが、それよりも感心したのが清水さんの態度。文末に昨年大阪で帰りのシャトルバスが不足した件を改めて謝罪し、そこからでないと始められないと言い切っています。

半年以上も前の話なのに、きちんと反省すべきを反省し、そしてまた始める。普通に聞こえるかも知れないけど、こういう態度をとれる大人はそうそういないと思う。なんか一段とサマソニが好きになりました。

僕的にな今年の見所は、カサビアン、TRF、Sachimos、ケシャ、Royal Blood、フーファイです。特に初日のカサビアンはライブで聴くのは久々なのでとても楽しみ。新譜も充実していて、これは過去最高の盛り上がりを期待できそうです。

生活保護を受けながら大学進学は認めない

東京新聞 2017.06.25

生活保護を受けながらの大学進学は認められない。よって大学進学するのであれば子どもを保護対象から外す「世帯分離」しなければならない。しかし世帯分離すると受給している親の生活保護費が減額される。

以前にもこの問題が東京新聞で取り上げられたことがあったが、その時はあまりにも意味不明な国の対応で、問題の深さがいまいちよく理解できなかった。現場を知らず、規則と目先の数字だけを見ていると、こういう心無いばかりか国の将来を危うくする対応をしてしまうのだと思う。

教育は人材を育て未来を豊かにする。生活保護を受けていようと進学の機会は奪われるべきではない。いう必要のない当たり前のことだと思う。言わなければならないのは、社会的なリスクの方。いま若年層を支援する政策を実行しないと、将来的な税収減はもちろん、それこそ現政権が懸念する「テロ」の温床を育てかねない。

貧困は、個人の心だけなく、社会全体をじわりじわりと蝕む最悪の疾病である。気付いた時には有効な処方箋さえ手遅れになる。決して放置してはいけない問題だと思う。

2017年6月20日火曜日

韓国脱原発

東京新聞 2017.06.20

韓国の脱原発に関する記事が一面に。ムンジェインさん、やるではないか。再生可能エネルギーの市場が拡大し、経済的にも追い風が吹くのは間違いない。先見の明というには分かりやすい未来だけど、政治家として見事な決断だと思う。

東京新聞 2017.06.20

もう一つ今日の東京新聞。内閣支持率が10ポイント急落した記事。僕的に10ポイント減は、意外と少ない影響だったと思う。加計学園、共謀罪、あれだけ乱暴な国会運営をして未だ40%以上の支持率があることが驚異だと思う。だから今回減った10ポイントも、たいして時間をかけずに回復するんじゃないかと思う。

救急車で運ばれる

先週金曜日の夜、突如全身が痺れて動けなくなり、救急車で病院に運ばれました。人生初の救急車です。熱も39度を超え、下痢になり、意識が朦朧として本当に怖かったです。点滴を受けて、寝て、数日休んだら熱も下がり、だいぶ回復しました。まだ下痢は続いていますが。また、娘も風邪が再発して咳き込んで、とても辛そうです。親子ともに満身創痍とはこのことで、健康の大切さを実感しています。

2017年6月14日水曜日

保育士確保を最重視

東京新聞 2017.06.14

今日から(なるべく)毎日ブログを書こうと思う。やはりこういうのは続けないとダメで、書きたいことを思いついても書かなくなってしまう。子育てを言い訳にしていいわけがない。娘は4/10日以来、胃腸炎、風邪、よく分からない咳とずっと調子が悪く、本当にかわいそうだった。最近やっと咳が治まってきて、心底良かったとホッとしています。

子どもが体調を崩すとそれが自分にもうつり、さらにそれが子どもに再びうつる。悪夢のような無限ループは子育てする親はみんな体験しているのかな。健康のありがたさをこれほど感じたことのない春となりました。

都議選が近くなり、僕の立会人日程も決まりました。今朝の東京新聞。世論調査では、保育士確保が有権者の最大関心事項となっているようです。記事で気になったことは相変わらず低い保育士の給与について。全業種平均より約11万低いという。年収にして120万以上。これはすごい差で、命を預かる仕事なのにおかしい、と前から思っています。

ただ、実は保育士の給与というより、女性の給与が男性と比べて低いことが問題の実態なのではないかという気がします。昨年何ヶ所か保育園を見学して気付いたのは、男性の職員がいないということ。保育士という仕事の性質から、女性のなり手が多いのはなんとなく分かります。でもそれにしても圧倒的に男性が少ない。

男女の給与に差がある仮定すると、保育士の給与が全業種平均より圧倒的に低いのは、そもそも保育士は女性の仕事という認識があるからではないかと考えたくなります。なので、この問題はもう少し踏み込んで、女性の給与待遇を含め、仕事における男女の差の実態を明らかにすることも必要なのではないかと思います。

後日追記

上記内容を精査して、結局↓のような文章で投稿しました。

保育士不足の一因に給与待遇の低さがあると言われている。その差は全業種平均より約11万円も低いという。幼子の命を預かる現場の仕事として、その処遇の低さに驚かされます。なぜ保育士の給与は低いままなのか。私は、保育士は女性の仕事、そして女性の仕事は、一般的に男性よりも給与が低い、という認識と実態が社会背景にあるからではないかと思います。昨年、娘が産まれ、私も何ヶ所か保育園を見学しましたが、男性職員に会うことはありませんでした。その時は違和感を感じなかったのですが、いま思うと、私も保育士は女性の仕事という認識を持っていたのだと思います。一方で、保育士の仕事の性質上、女性のなり手が多いのは自然なことだとも思います。そうであれば、現政権が謳う「女性が輝く社会」を目指すにあたり、保育士の待遇改善は、働く女性の支援も含め、二重の意味で必要ではないかと思います。