エコクラブが一段落し、少し気が緩んでしまった週末。そんな気分にぴたりと合ったほっこりとした小説を読みました。
( 小川糸『 食堂かたつむり 』ポプラ文庫 )
失恋をした主人公が故郷に戻り、小さな小さな食堂を始める。料理をすることで自分を取り戻し、料理をすることで周りがしあわせになっていく。自然と生き物、そして山あいに暮らす人々との心の交流を描いた心温まる小説。
どこかで知っているような既視感を、ほとんどの場面で感じてしまった。実際に似たような作品をたくさん読んでいるのだと思う。ただ、それでもとても面白い小説だった。余分な飾り付けがなく、活字が白い紙の上に気持ちよく落ちている。それを丁寧に掬い上げて読んでいるような、そんな気持ちになれた。
ゆっくりとした休日に読むのにお勧めの一冊だと思う。
2010年2月28日日曜日
2010年2月26日金曜日
エコクラブ@発表会
今日はエコクラブの生徒たちによる発表会。約3ヶ月続いたエコクラブの最後の授業です。
グループごとにそれぞれ環境問題のテーマを選択し、その問題について、そしてどう解決していくのか発表しました。とても充実した発表内容で、エコクラブで学んだ知識をきちんと活かしていることが伝わってきました。予想以上に高いレベルの発表で、驚くと同時に本当に嬉しかったです。
生徒たち一人一人に修了証を渡します。この修了証の意味は、未来を担う環境リーダーとなって、モンゴルの、そして地球上の環境問題の解決に向けて頑張ってほしい、というメッセージがこめられています。
手探りで、計画よりも先に動くことで進めてきたエコクラブ。反省することは多々あります。けど、主役である生徒たちの素晴らしい発表を聴き、一つの成果を感じることが出来ました。環境教育の種蒔き。というとちょっとおこがましい気もしますが、その芽の確かな萌芽を目の当たりにした一日だったと思います。
生徒たち、先生たち、チームえこ心、この活動に協力してくれた全ての人に感謝しています。
グループごとにそれぞれ環境問題のテーマを選択し、その問題について、そしてどう解決していくのか発表しました。とても充実した発表内容で、エコクラブで学んだ知識をきちんと活かしていることが伝わってきました。予想以上に高いレベルの発表で、驚くと同時に本当に嬉しかったです。
生徒たち一人一人に修了証を渡します。この修了証の意味は、未来を担う環境リーダーとなって、モンゴルの、そして地球上の環境問題の解決に向けて頑張ってほしい、というメッセージがこめられています。
手探りで、計画よりも先に動くことで進めてきたエコクラブ。反省することは多々あります。けど、主役である生徒たちの素晴らしい発表を聴き、一つの成果を感じることが出来ました。環境教育の種蒔き。というとちょっとおこがましい気もしますが、その芽の確かな萌芽を目の当たりにした一日だったと思います。
生徒たち、先生たち、チームえこ心、この活動に協力してくれた全ての人に感謝しています。
2010年2月25日木曜日
協力隊から1年。濃く長く。
モンゴルに赴任してから8ヶ月。協力隊の派遣前技術補完研修から丁度一年が経とうとしています。
一年前を振り返ると、はるか昔のような、そんな気持ちになります。この一年は本当に色々な変化があり、内容の濃い時間を過ごしたように思います。
次の、これからの一年。そして協力隊任期終了までの期間(若干早まるかも知れません)。また同様に、濃く、長く体感できるよう、頑張りたいなと思います。
一年前を振り返ると、はるか昔のような、そんな気持ちになります。この一年は本当に色々な変化があり、内容の濃い時間を過ごしたように思います。
次の、これからの一年。そして協力隊任期終了までの期間(若干早まるかも知れません)。また同様に、濃く、長く体感できるよう、頑張りたいなと思います。
2010年2月23日火曜日
2月22日はデールの日
突然ですが2月22日はデールの日。突発的に決まりました。
以前、語り継ぐこと②で紹介したように、いまモンゴルでは文化復興が少し話題になっています。中国が「ホーミー」をユネスコに無形文化財として登録申請をしたことがその背景にあります。そして、国民の文化への意識を喚起するために、突如2月22日をデールの日とし、デールを着用しようと呼びかけたようです。
当日、外を歩いてみると、確かにいつもより多くの人がデールを着ていました。ただ若い人でデールを着ている人は少なかったように思います。この活動がどこまで効果的なのか疑っていたのですが、案外目を見張るものがありました。外国人に対するアピールとしては良かったのかなと思います。
以前、語り継ぐこと②で紹介したように、いまモンゴルでは文化復興が少し話題になっています。中国が「ホーミー」をユネスコに無形文化財として登録申請をしたことがその背景にあります。そして、国民の文化への意識を喚起するために、突如2月22日をデールの日とし、デールを着用しようと呼びかけたようです。
当日、外を歩いてみると、確かにいつもより多くの人がデールを着ていました。ただ若い人でデールを着ている人は少なかったように思います。この活動がどこまで効果的なのか疑っていたのですが、案外目を見張るものがありました。外国人に対するアピールとしては良かったのかなと思います。
2010年2月22日月曜日
康平君、日本へ。一月を切る。
2月に引越しをしてから半同居人生活をしているモンゴル人の友人がいます。日本名は康平君。今はUBで日本語を学び、そして3月に日本留学を控えています。
人と接することが大好きで、臆せず、学んだ日本語を実践で活用する彼の語学力はすごいです。日本語という習得が難しい言語にも関わらず、メキメキ力を付けていく様子を間近にみているので、感心せざるを得ません。
そして単に言葉が話せるだけでなく、それを手段として伝えるべきものをしっかりと持っています。勿論、通訳、翻訳、ツアーガイド等の仕事もこなします。尊敬です。
最近は本当に一緒にいる時間が長いので、日本に留学する日が近付くのを寂しく感じます。とは言っても、応援する気持ちのほうが比較にならないくらい大きいですが。
実は康平君、ブログを書いています。それも日本語で!ぜひぜひ彼のブログにアクセスしてみて下さい☆
http://mongorukaze.blogspot.com/
( my world 康平 )
人と接することが大好きで、臆せず、学んだ日本語を実践で活用する彼の語学力はすごいです。日本語という習得が難しい言語にも関わらず、メキメキ力を付けていく様子を間近にみているので、感心せざるを得ません。
そして単に言葉が話せるだけでなく、それを手段として伝えるべきものをしっかりと持っています。勿論、通訳、翻訳、ツアーガイド等の仕事もこなします。尊敬です。
最近は本当に一緒にいる時間が長いので、日本に留学する日が近付くのを寂しく感じます。とは言っても、応援する気持ちのほうが比較にならないくらい大きいですが。
実は康平君、ブログを書いています。それも日本語で!ぜひぜひ彼のブログにアクセスしてみて下さい☆
http://mongorukaze.blogspot.com/
( my world 康平 )
2010年2月21日日曜日
語り継ぐこと②
モンゴル伝統文化の復興運動「デールテイ・モンゴル」の活動についての記事。
( The MONGOL MESSENGER : 2010.2.19 )
以下、内容要約。
モンゴルの伝統文化と国民の誇りを喚起するために、歴史や文化を忘れ始めた世代に向けて、啓発活動を行うことを目的として「デールテイ・モンゴル」が、伝統文化喪失の危機意識をもったモンゴル人ブロガーの手によって設立された。
主な具体的な活動は、ツァガーンサルやナーダムなどの国家行事の際に、モンゴルの伝統衣服であるデールを着用すること。それも国内だけではなく、海外に在住するモンゴル人ともネットワークを結び、一斉にデールを身にまとう。この活動によって、国民に伝統文化について喚起させるとともに、世界に向けて「デール」はモンゴルの文化であることをアピールする。
この背景には、最近、中国が「デール」を自国の文化財としてユネスコに登録申請しようという動きがある。内モンゴル自治区を国家の一部とする中国は、デールの他にホーミーも無形文化財としてユネスコに登録申請している。「デールテイ・モンゴル」は学術的な調査をもとに、「デール」や「ホーミー」がモンゴルの伝統文化であることをユネスコを始め、世界にアピールする。
以上要約。
伝統文化の保護は日本でも同様の問題。ただ、モンゴルの場合は歴史的に中国と文化混合が深く起こったためより複雑な問題であると思う。
国家の記念日や催しの際にデールを着用することが、国民に対して本当に伝統文化を喚起することになるのだろうか。伝統文化が忘れられていく原因には、間違いなくグローバル化の外圧含まれている。
外から来るこれまでにない価値観やカタチあるモノを受け入れ、利用することで伝統文化を新しいモノへとリサイクルする。極端なナショナリズムを避けるためにもそういう視点が必要だと思う。再三紹介している「VOICE OF KYOTO」。ここの活動は伝統文化を考える上ですごく参考になる。
( The MONGOL MESSENGER : 2010.2.19 )
以下、内容要約。
モンゴルの伝統文化と国民の誇りを喚起するために、歴史や文化を忘れ始めた世代に向けて、啓発活動を行うことを目的として「デールテイ・モンゴル」が、伝統文化喪失の危機意識をもったモンゴル人ブロガーの手によって設立された。
主な具体的な活動は、ツァガーンサルやナーダムなどの国家行事の際に、モンゴルの伝統衣服であるデールを着用すること。それも国内だけではなく、海外に在住するモンゴル人ともネットワークを結び、一斉にデールを身にまとう。この活動によって、国民に伝統文化について喚起させるとともに、世界に向けて「デール」はモンゴルの文化であることをアピールする。
この背景には、最近、中国が「デール」を自国の文化財としてユネスコに登録申請しようという動きがある。内モンゴル自治区を国家の一部とする中国は、デールの他にホーミーも無形文化財としてユネスコに登録申請している。「デールテイ・モンゴル」は学術的な調査をもとに、「デール」や「ホーミー」がモンゴルの伝統文化であることをユネスコを始め、世界にアピールする。
以上要約。
伝統文化の保護は日本でも同様の問題。ただ、モンゴルの場合は歴史的に中国と文化混合が深く起こったためより複雑な問題であると思う。
国家の記念日や催しの際にデールを着用することが、国民に対して本当に伝統文化を喚起することになるのだろうか。伝統文化が忘れられていく原因には、間違いなくグローバル化の外圧含まれている。
外から来るこれまでにない価値観やカタチあるモノを受け入れ、利用することで伝統文化を新しいモノへとリサイクルする。極端なナショナリズムを避けるためにもそういう視点が必要だと思う。再三紹介している「VOICE OF KYOTO」。ここの活動は伝統文化を考える上ですごく参考になる。
2010年2月20日土曜日
THE☆ツォイワン
ここ3日間シャワーのお湯が出ません。すっきりしたいので我慢して水浴びしました。そうしたら部屋の暖房が止まりました。寒いです。
最近、自炊をすることが多くなりました。なかでもお気に入りはツォイワン。典型的なモンゴル料理です。日本風に言うととってもコシのある焼きうどんみたいな料理です。
豚肉、ニンジン、玉葱を炒め、塩、醤油で味付け。その上に熱湯を注いで麺を放り込み蒸すこと10分。とっても簡単につくれます。今は買ってきた麺でつくっています。今度は麺作りから挑戦しようと思います。
自炊をするようになり、少し太りました。不思議ですね。モンゴルに来てから3キロくらい痩せたので、丁度いいくらいなのですが。これからはクックパッドを活用して、料理の腕を磨こうと思います。
最近、自炊をすることが多くなりました。なかでもお気に入りはツォイワン。典型的なモンゴル料理です。日本風に言うととってもコシのある焼きうどんみたいな料理です。
豚肉、ニンジン、玉葱を炒め、塩、醤油で味付け。その上に熱湯を注いで麺を放り込み蒸すこと10分。とっても簡単につくれます。今は買ってきた麺でつくっています。今度は麺作りから挑戦しようと思います。
自炊をするようになり、少し太りました。不思議ですね。モンゴルに来てから3キロくらい痩せたので、丁度いいくらいなのですが。これからはクックパッドを活用して、料理の腕を磨こうと思います。
2010年2月18日木曜日
ヒカルの碁
ここ一ヶ月ほど「ヒカルの碁」にハマリにハマリまくっています。。ちなみ碁については全くの無知です。
好きなことにトコトン打ち込んでいく主人公たち。その純度の高さをここまで描いた漫画はなかなかないんじゃないと思う。その主人公たちの姿はまさに求道者。少年にして。だから途轍もなくカッコいいのだけど、隙だらけで距離感を感じない。
好きなことにトコトン打ち込む姿。現実世界であろうと漫画の世界であろうと、子どもたちはリアルな影響を受けると思う。自分も!という励みに繋がると思う。大人たちは憧れたり、ちょっとセンチになってしまうかも知れない。
小畑氏の描くキャラクターは美しいと思う。特に眼差しの強さと優しさと輝きが。すぐに感動する性質なので、それで泣いてしまいました。
好きなことにトコトン打ち込んでいく主人公たち。その純度の高さをここまで描いた漫画はなかなかないんじゃないと思う。その主人公たちの姿はまさに求道者。少年にして。だから途轍もなくカッコいいのだけど、隙だらけで距離感を感じない。
好きなことにトコトン打ち込む姿。現実世界であろうと漫画の世界であろうと、子どもたちはリアルな影響を受けると思う。自分も!という励みに繋がると思う。大人たちは憧れたり、ちょっとセンチになってしまうかも知れない。
小畑氏の描くキャラクターは美しいと思う。特に眼差しの強さと優しさと輝きが。すぐに感動する性質なので、それで泣いてしまいました。
2010年2月17日水曜日
『パックス・モンゴリカ』
今日の1冊。前に少し紹介した『パックス・モンゴリカ』です。
( 著:ジャック・ウェザーフォード 監訳:星川淳 訳:横堀富佐子『パックス・モンゴリカ』NHK出版 )
最近読んだ本のなかで、ずば抜けて面白い本だった。モンゴルに興味のある人は勿論、歴史好きの人にはたまらない一冊だと思う。
チンギス・ハンの生い立ち。彼が世界制覇を目指すに至る経緯と必要性。戦における戦術。征服地の統治手法。人材登用や法の制定。宗教に対する寛容。交易と文化混合を手法とする平和維持。などなど、様々な観点からチンギス・ハンと彼の帝国の功績と影響を捉え、本当に余すところがない。
ただ歴史を眺めることを目的とした史書ではなく、歴史に起こったことの現代における意味合いを、想像よりははるかに具体的に問いかけている。だから歴史に学ぶのではなく、現代をよりよく解釈する指導書のようにも読むことが出来る。そこが読んでいてすごく刺激的だった。
監訳者のあとがきに「著者が現代のモンゴル人にとってチンギス・ハンとモンゴル帝国の意味するものに温かい目を注ぎ続けている」とある。その通りだと思う。そして現代のモンゴル人にこの一冊は心から読んでもらいたいと思う。過去に自信と誇りを持つ以上に、大切な何かを得られる気がする。
( 著:ジャック・ウェザーフォード 監訳:星川淳 訳:横堀富佐子『パックス・モンゴリカ』NHK出版 )
最近読んだ本のなかで、ずば抜けて面白い本だった。モンゴルに興味のある人は勿論、歴史好きの人にはたまらない一冊だと思う。
チンギス・ハンの生い立ち。彼が世界制覇を目指すに至る経緯と必要性。戦における戦術。征服地の統治手法。人材登用や法の制定。宗教に対する寛容。交易と文化混合を手法とする平和維持。などなど、様々な観点からチンギス・ハンと彼の帝国の功績と影響を捉え、本当に余すところがない。
ただ歴史を眺めることを目的とした史書ではなく、歴史に起こったことの現代における意味合いを、想像よりははるかに具体的に問いかけている。だから歴史に学ぶのではなく、現代をよりよく解釈する指導書のようにも読むことが出来る。そこが読んでいてすごく刺激的だった。
監訳者のあとがきに「著者が現代のモンゴル人にとってチンギス・ハンとモンゴル帝国の意味するものに温かい目を注ぎ続けている」とある。その通りだと思う。そして現代のモンゴル人にこの一冊は心から読んでもらいたいと思う。過去に自信と誇りを持つ以上に、大切な何かを得られる気がする。
新年の挨拶、市役所の場合
2010年2月16日火曜日
ボーズは20個くらい
2010年2月15日月曜日
語り継ぐこと
モンゴルの歴史についてもっとよく知るために『パックス・モンゴリカ』という本を読んでいます。これがまた面白く、ページを捲る手が止まらない。
まだ読み途中です。前半はチンギス・ハンの生い立ちから草原のライバル、ジャムカとの覇権争い。そして中盤は怒涛の勢いで南へ西へ領土を拡大していく様子が綴られています。当時、画期的とされた征服地の統治手法や、攻撃における巧みなプロパガンダなど、チンギス・ハンの覇者としての器を物語るエピソードに戦慄を覚えます。
ほとんど記録が残っていないなかから、一縷の綱をたぐい寄せるように、注意深く、そして時に大胆に想像を飛躍させながら、このような史書を世に送る仕事に感服せざるを得ません。本当に途方もなく、根気と熱意をようする作業だったと思います。
歴史を語り継ぐこと。このことの重要性は失われそうになって、または失われてしまってから気付くと殆ど取り返しがつかない。真実は大抵教わってきたことと違うし、よっぽど好奇心が働かないと先に進まない。だから歴史に埋もれて消滅してしまう。語り手がいなくなると同時に。
私は過去よりも未来のことを考えて生きていきたい。だから結構歴史を蔑ろにしてしまっている。少しづつそのことは反省している。歴史に意見を持つことよりも、知ろうとすることのほうが大切だと感じている。
元ちとせの「語り継ぐこと」。インスピレーションを受けた一曲です。
まだ読み途中です。前半はチンギス・ハンの生い立ちから草原のライバル、ジャムカとの覇権争い。そして中盤は怒涛の勢いで南へ西へ領土を拡大していく様子が綴られています。当時、画期的とされた征服地の統治手法や、攻撃における巧みなプロパガンダなど、チンギス・ハンの覇者としての器を物語るエピソードに戦慄を覚えます。
ほとんど記録が残っていないなかから、一縷の綱をたぐい寄せるように、注意深く、そして時に大胆に想像を飛躍させながら、このような史書を世に送る仕事に感服せざるを得ません。本当に途方もなく、根気と熱意をようする作業だったと思います。
歴史を語り継ぐこと。このことの重要性は失われそうになって、または失われてしまってから気付くと殆ど取り返しがつかない。真実は大抵教わってきたことと違うし、よっぽど好奇心が働かないと先に進まない。だから歴史に埋もれて消滅してしまう。語り手がいなくなると同時に。
私は過去よりも未来のことを考えて生きていきたい。だから結構歴史を蔑ろにしてしまっている。少しづつそのことは反省している。歴史に意見を持つことよりも、知ろうとすることのほうが大切だと感じている。
元ちとせの「語り継ぐこと」。インスピレーションを受けた一曲です。
2010年2月14日日曜日
お正月ロック!♪
今日モンゴルはお正月です。UBでは昨夜、丁度12時に広場で爆音で花火が上がり、派手な年明けとなりました。除夜の鐘のほうが好きです。
正月といってもそれ程正月らしいことはなく、(日本でもそうですが)普通の休日のように読書、映画、音楽を満喫しました。
同期隊員から借りて見た「色即ぜねれいしょん」。面白かった。久々にツボに嵌る映画だった。くるりの岸田さん、銀杏の峯田さん。本業じゃないのにいい味が出てた。ロックに対する想いなんだろうな。滲み出ているのが。
リアルタイムに体験したことのない60~70年代。けど個人的に一番親近感を覚えるのが当時をモチーフにした映画。懐古的なのかも知れないが、いまよりいい時代だったのだと思う。30年、40年後に、いまを懐古的に感じることが出来るのかな。と思う。
続けて今日の1枚。ガールズのデビューAL「ALBUM」。尊敬する音楽評論家(?)渋谷陽一氏も、このアルバムを昨年のベストファイブの1枚に選んでいる。
アルバム全体のまとまりが微塵も感じられない。本当にプツンプツンと散文的で、お金を払って購入する商品としては ? が5つくらいついてしまう。けど、その無加工具合がなんとも生々しく、ある意味、新鮮なのかもしれない。
優しく切ないポップ・ロック、と紹介されている。テクノロジーの最先端からは、まだまだそういった音楽は生まれないのかな。この不器用で温かいアルバムを聴いてそう思った。
正月といってもそれ程正月らしいことはなく、(日本でもそうですが)普通の休日のように読書、映画、音楽を満喫しました。
同期隊員から借りて見た「色即ぜねれいしょん」。面白かった。久々にツボに嵌る映画だった。くるりの岸田さん、銀杏の峯田さん。本業じゃないのにいい味が出てた。ロックに対する想いなんだろうな。滲み出ているのが。
リアルタイムに体験したことのない60~70年代。けど個人的に一番親近感を覚えるのが当時をモチーフにした映画。懐古的なのかも知れないが、いまよりいい時代だったのだと思う。30年、40年後に、いまを懐古的に感じることが出来るのかな。と思う。
続けて今日の1枚。ガールズのデビューAL「ALBUM」。尊敬する音楽評論家(?)渋谷陽一氏も、このアルバムを昨年のベストファイブの1枚に選んでいる。
アルバム全体のまとまりが微塵も感じられない。本当にプツンプツンと散文的で、お金を払って購入する商品としては ? が5つくらいついてしまう。けど、その無加工具合がなんとも生々しく、ある意味、新鮮なのかもしれない。
優しく切ないポップ・ロック、と紹介されている。テクノロジーの最先端からは、まだまだそういった音楽は生まれないのかな。この不器用で温かいアルバムを聴いてそう思った。
2010年2月13日土曜日
『1Q84』
久し振りの更新になりました!書きたいことは山ほど溜まってしまいましたが、少しづつ。
( 村上春樹『 1Q84 』新潮社 )
村上春樹の『1Q84』。読みました。ついにと言うかやっとと言うか。すごく面白い小説だった。いつも面白いのだけど、今回も特別に面白かった。村上春樹の作品はファッションのようなものだと思っている。自己表現の一つとして消費される。特に若者に。
著者がもう61歳なのに驚いた。特定の時代も年齢も感じさせない。はじめて読んだ『ノルウェイの森』のときから常に新しい。そして不思議だ。作風はそれ程変わらないのに。本当にすごい作家だと思う。
物語を読んで自然と霊感を受けるようなときがある。気付かなかったことに気付くとか、思いつかなかったことを思いつくとか。読んでいてそういうことが多かった。理解できないことが多いけれど、自分なりに解釈できてしまう。そういうところが面白かったのだと思う。
( 村上春樹『 1Q84 』新潮社 )
村上春樹の『1Q84』。読みました。ついにと言うかやっとと言うか。すごく面白い小説だった。いつも面白いのだけど、今回も特別に面白かった。村上春樹の作品はファッションのようなものだと思っている。自己表現の一つとして消費される。特に若者に。
著者がもう61歳なのに驚いた。特定の時代も年齢も感じさせない。はじめて読んだ『ノルウェイの森』のときから常に新しい。そして不思議だ。作風はそれ程変わらないのに。本当にすごい作家だと思う。
物語を読んで自然と霊感を受けるようなときがある。気付かなかったことに気付くとか、思いつかなかったことを思いつくとか。読んでいてそういうことが多かった。理解できないことが多いけれど、自分なりに解釈できてしまう。そういうところが面白かったのだと思う。
2010年2月8日月曜日
料理のオープンソース
今週の日経ビジネス。女性に大人気の料理レシピサイト「クックパッド」の社長の記事。
( 日経ビジネス : 2010.1.11 )
利用者の9割が女性。30代の国内女性の4割が月に1度は訪れるというクックパッド。記事に「男女の間で、これほどまで認知度に差があるインターネットサイトも珍しい。」とあるがその通りだと思う。私もモンゴルで女性隊員から聞き、はじめて知りました。
料理の世界のオープンソース。クックパッドの本質はそこにあるのだと思う。エンジニアたちが、自身が開発したコードを無償でネットの向こう側に公開するように、女性たちも自らのレシピを無償でネットに公開する。競争ではなく、ただ好きだからやる。そしてそれが利用されること、そこから更に新しいものが生まれることに意義を見出す。
将棋の世界がオープンソースの最先端としてよく語られる。最善の一手を追求するための集合知の効率は認められている。料理の世界ではすこし意味合いが違うかもしれない。ただ、良いものは競争モデルの外側で生まれる時代が始まっているのだと思う。クックパッドのこれからにすごい可能性を感じる。
( 日経ビジネス : 2010.1.11 )
利用者の9割が女性。30代の国内女性の4割が月に1度は訪れるというクックパッド。記事に「男女の間で、これほどまで認知度に差があるインターネットサイトも珍しい。」とあるがその通りだと思う。私もモンゴルで女性隊員から聞き、はじめて知りました。
料理の世界のオープンソース。クックパッドの本質はそこにあるのだと思う。エンジニアたちが、自身が開発したコードを無償でネットの向こう側に公開するように、女性たちも自らのレシピを無償でネットに公開する。競争ではなく、ただ好きだからやる。そしてそれが利用されること、そこから更に新しいものが生まれることに意義を見出す。
将棋の世界がオープンソースの最先端としてよく語られる。最善の一手を追求するための集合知の効率は認められている。料理の世界ではすこし意味合いが違うかもしれない。ただ、良いものは競争モデルの外側で生まれる時代が始まっているのだと思う。クックパッドのこれからにすごい可能性を感じる。
2010年2月6日土曜日
正月に向けてボーズをひたすらつくる
2010年2月5日金曜日
朝青龍にモンゴル人は
2010年2月4日木曜日
道 ~la strada~
同期隊員で、二本松訓練所でも同じクラスで汗水涙流したO隊員。そのO隊員がブログを始めたので紹介します。
http://egao-kansya-omoiyari.blogspot.com/
( 道 ~la strada~ )
現在O隊員は看護師としてウランバートル郊外のまちで活躍中です。ブログからも伝わるように、明るく優しく常に前向きな人柄で、私も会うたびにいつも元気を貰もらっています。昔「いきの構造」というちょっと難しい本を読んだけど、O隊員はまさに"いき"な人で、憧れの存在です。
看護士としてのキャリアも長く、協力隊の本分としての技術移転も着実に実行しているようです。私も彼女の背中を追いながら頑張っていきたいと思います。
http://egao-kansya-omoiyari.blogspot.com/
( 道 ~la strada~ )
現在O隊員は看護師としてウランバートル郊外のまちで活躍中です。ブログからも伝わるように、明るく優しく常に前向きな人柄で、私も会うたびにいつも元気を貰もらっています。昔「いきの構造」というちょっと難しい本を読んだけど、O隊員はまさに"いき"な人で、憧れの存在です。
看護士としてのキャリアも長く、協力隊の本分としての技術移転も着実に実行しているようです。私も彼女の背中を追いながら頑張っていきたいと思います。
2010年2月3日水曜日
『体験交流型ツーリズムの手法』
部屋の片付けも終わり、引越しも一段落。またまた少し風邪気味だけど、本を読んでリフレッシュ。今日の一冊です。
( 大社充『 体験交流型ツーリズムの手法 』学芸出版社 )
体験交流型ツーリズム。噛み砕いてみると「まちづくり」についての一冊であることが分かった。観光という切り口でまちづくりを捉えることで、また新たな発見があるから驚き。とても参考になる。
地域にソフトがある。それを東京をメディアとして発信するカタチのまちづくりを考えていた。けど、地域にプラットフォームづくりすることが持続可能なカタチであると気付かされた。まちづくりの最前線で活躍する友人たちも同様に動いている。まさに慧眼の士だと思う。
著者はこの道20年のベテラン。薄い本なのに内容が厚い。ポイントを押さえ、読み易くすっきりとまとまっている。ソフトカバーの本として理想的。まちづくりに関心のある人は勿論、アイデア勝負の世界にいる人にも参考になる一冊だと思う。
( 大社充『 体験交流型ツーリズムの手法 』学芸出版社 )
体験交流型ツーリズム。噛み砕いてみると「まちづくり」についての一冊であることが分かった。観光という切り口でまちづくりを捉えることで、また新たな発見があるから驚き。とても参考になる。
地域にソフトがある。それを東京をメディアとして発信するカタチのまちづくりを考えていた。けど、地域にプラットフォームづくりすることが持続可能なカタチであると気付かされた。まちづくりの最前線で活躍する友人たちも同様に動いている。まさに慧眼の士だと思う。
著者はこの道20年のベテラン。薄い本なのに内容が厚い。ポイントを押さえ、読み易くすっきりとまとまっている。ソフトカバーの本として理想的。まちづくりに関心のある人は勿論、アイデア勝負の世界にいる人にも参考になる一冊だと思う。
2010年2月2日火曜日
転送「エガちゃんが好き」
友達のブログ。彼のブログは欠かさずに読んでいる。内容が面白く、目標としているブログでもある。今回の「エガちゃんが好き」のyoutubeはよかった。是非アクセスしてみて下さい!
http://littleinvestor.blog21.fc2.com/blog-entry-313.html
( 小岩を愛する株先生のブログ )
http://littleinvestor.blog21.fc2.com/blog-entry-313.html
( 小岩を愛する株先生のブログ )
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