2009年5月31日日曜日

適正価格を考えること

今週末は久し振りに東京に戻りました。月並みですが、やっぱり人が多いです。


( 日経ビジネス : 2009.05.30 )

今週の日経ビジネスはユニクロ特集。柳井さんの対談もあり、非常に興味深い内容だった。

ユニクロのすごさは、

・成熟したアパレル業界で「ファッションと生活必需品の中間」というコンセプトで新たな市場を創造したこと
・そして、ユニクロは市民にとって必要不可欠なものであり、成長することが本当に社会の役にたつと確信していること

だと感じた。勿論"良いモノを安く"という王道の徹底や、製造から販売まで一括し、最効率化したことが重要な成功要因であると思う。けど、私も含め、多くのユニクロ・ユーザーにとって「ファッションと生活必需品の中間」というのは腑に落ちる感覚なのではないか、と思う。

現在ユニクロの商品の90%が中国で生産され、今後はバングラディッシュやベトナムでも生産割合を増やしていくとのこと。発展途上国が発展途上国である限り、先進国で"良いモノを安く"消費することは可能だ。

協力隊に参加し、発展途上国の発展に貢献することは、極端な話、先進国に都合のよいシステムとの矛盾を含む。先進国での消費と発展途上国での生産、古くて変わらない議論を思い返した。

追伸

( 有名なモンゴル料理 : ボーズ )

デーメクラスのみなさん、モンゴル料理ありがとうございました☆とっても美味しかったです♪

2009年5月28日木曜日

智恵子記念館

二本松市内にある智恵子記念館に行って来ました。



作品数はそれ程多くない(作品の殆どが戦中に焼失)のだけれど、一つ一つが発する思いが、ものすごく純粋に伝わる展示だった。きっと、美術館を運営する人の思いも強いのだと思う。

高村智恵子さんについては、智恵子抄以外これまで殆ど知るところがなかった。けど、面白いくらいに不思議な色彩で、気品あるバランスを保った紙絵の作品を鑑賞し、もっともっと知りたいと思うようになった。当時も今も相当な前衛アーティストなんだと感じた。

地域と繋がり、大切にされている雰囲気が伝わる本当に素敵な美術館だった。また訪れたいです。

2009年5月27日水曜日

不況。都市から地方へ。

関心のあるニュースがGoogle Readerに飛び込んできました。

http://www.voiceofindia.co.jp/content/view/2808/78/
( リンク元 : ヴォイス・オブ・インディア )

コメントは後日。

This Is The One : Utada

日本人アーティストのアルバムを買ったのはすごく久し振り。国内盤は高いからレンタルが多いけど、やっぱり盤が手元にあると嬉しい。


( Utada : This Is The One )

彼女の名前は勿論知っていたけど、アルバムを聴くのは実は初めてでした。すごく上手いアーティストですね。

ロッキン・オンでレビューされていただけあって、まるで洋楽アーティストを聴いているよう。それも背伸びをしているのではなく、自然体でまったく無理が無い。もっと早く聴いておくべきでした。。

適度にポップでさらっとオシャレしている。消費される音楽ではなく、空間に特別な雰囲気をつくりだす上質な音楽だと思う。きっと本人の年齢以上に歌がオトナの香りを放っている。とても不思議なアーティストだと感じた。

2009年5月26日火曜日

東京でカーシェアリング

東京でカーシェアリングがスタートするようです。

http://www.japanfs.org/ja/pages/029010.html
( リンク元 : ジャパン・フォー・サステイナビリティー )

東京都とオリックス自動車の提携による事業のようです。都民としても関心があります。こういうニュースを聞くと、環境と経済を本気で考える社会への移行を実感します。

海外での東京ブランドはよいイメージがあるので、期待も大きいです。

時にはこんな日もあるさ

ここ二本松訓練所では様々なテストが実施されます。そして結果次第では再テストとなります。で、まさかまさかの再テストです(笑)


( 再テスト通知 )

いやぁ、びっくりしました~。この講座テスト、終わったときは余裕でパスしたな、と思っていただけに衝撃の結果でした。未だどこをどう間違えたのかよく分かりません。。

が、このことをチーム・モンゴルのMLで連絡したところ、何名かの方が素早くテスト範囲についてレスポンスしてくれました。とっても嬉しいです。困ったときに頼れるネットワークがあるということはすごく大切だなと実感しました。どうもありがとう☆

また、今日は4名の隊員と「非行少年を考える」というテーマでディスカッションをしました。真っ直ぐな意見がぶつかる、刺激的な空間でした。こういう機会は増やしていきたいです。

たまにちょっとした変化や驚きがあるのは生活のスパイスで、美味しい一日を過ごせたと思います。

2009年5月24日日曜日

『20円で世界をつなぐ仕事』

また一人すごい社会企業家を知りました。TABLE FOR TWO の小暮真久さんです。


( 小暮真久 『20円で世界をつなぐ仕事』 JMAM )

経営意識を持ったNPO。TABLE FOR TWO はまさにそういうNPOだと思う。良いことをしているのだから、という甘えがない。目標を達成すべく、しっかりと戦略をたて最高のパフォーマンスを目指している。ビジネス本としてももの凄く参考になる内容だった。

けど、それ以上に小暮さんの「想いの強さ」が心に響いてきた。社会企業家に関心を持ち、社会企業家について考えてきたけど、社会企業家というのは 想い×想い×想い が、カタチになった存在なのだと思う。想いを前面に出すことが、なんとなく気恥ずかしくなってしまった社会だからこそ、社会企業家たちは輝く存在となったのかも知れない。

また、(時間は必要だが)解決できない問題はない、と語る小暮さんの言葉に勇気付けられた。モンゴルでの活動に必ず役立てていきたい。

5月24日。休日の過ごし方。

今週は早かった。訓練所の生活が慣れてしまったせいだろう、時間の経過が日に日に早く感じる。


( 同じ班のH.Tさんチョコ差し入れどうもありがとう☆ )

今日は休みなので、自室で音楽を聴きながら宿題したり、本を読んだりしています。ゆっくりしているのだけど、脳は平日よりエキサイティングに働いています。

日曜によく聴く音楽があります。その名もずばり、「sunday morning」。the velvet undergroundの言わずと知れた名曲ですね。キャラメルミルクティーを飲みながら聴いています。最近糖分取りすぎですね、気を付けます。


( the velvet underground : sunday morning )

2009年5月23日土曜日

発信できる日本人へ②

以前にも紹介した(mixiで)、私のロールモデル的存在である浅羽さんが本を出版しました!

http://blog.canpan.info/ecolife/archive/824
( NPO川口市民環境会議HPより )

浅羽さんは、埼玉県川口市を拠点とし、地元に根付いた環境活動を続ける、とってアクティヴで深い知見を持った人です。出版された本はまだ読んでいませんが、今からものすごく楽しみです。

国際協力を考えるとき、日本人が国際化することが本当のニーズなのかも知れないと書いたことがあります。それには、個人がメディアとなり、情報を発信すること、発信した情報が他の情報と接し、研磨されることが要求されると思います。

浅羽さんのように、ブログや書籍で発信できるようになること、これは私の目標です。そして、多くの人が発信する個人となるよう呼びかけること。このことにも意識を留めて出会いを重ねていきたいと思います。

2009年5月22日金曜日

イノベーションが生まれる理由

「物欲消滅」。今週の日経ビジネスは刺激的なタイトルだった。


( 日経ビジネス : 2009.05.25 )

「100年に一度の不況」だけが要因ではなく、物質的豊かさの飽和状態が、消費者の購買意欲に影響を与えているとのこと。確かに、いまの日本で、モノ不足よって生活に困ることはまず無い。購入するときも付加価値が重要な価値を持つ時代になっていると思う。

有名なマズローの欲求階層説では"物欲"は明確に規定されていない(2段階にあたるという解釈もある)。けど、物欲は社会に必要なエネルギーだと思う。物欲があったからこそ、数多くのイノベーションが生まれてきたのだと思う。

もし仮に物欲が本当に消滅してしまったら。物欲に代わる欲望の向かう先はどうなるのだろうか。すごく興味深い。

2009年5月21日木曜日

福島は暖かい一日でした。

今日はモンゴル語の授業はお休みです。障害者支援施設にてボランティア活動をしてきました。


( 訓練所で一番お世話になっている宮崎出身Y.S君の作品 )

日頃モンゴル語漬けなので、たまに電車に乗って市内にでることは良い気分転換になります。訓練終了まであと3週間。少しでも語学が上達できるように、努力していきたいと思います。

追伸:本日のクロックスは7足でした。

2009年5月20日水曜日

最高の1冊

梅田望夫さんの待望の新刊。まだ読み終わっていません。けど、面白すぎて居ても立ってもいられなくなりました。


( 梅田望夫 『シリコンバレーから将棋を観る』 中央公論新社 )

梅田さんの物事の捉え方、そして思考する力、そこから生み出されるメッセージがものすごく好きで、これまでの全著作を読んでいます。

この本の帯に、梅田さんが「私が本当に書きたかったのはこの本でした」と書いています。読み進めるごとに、そうなんだなぁ、と深く頷いてしまいます。

人は、その人の心から本当に好きなことに取り組み始めると、時間を忘れ、まるで子供のように純粋に没頭してしまう。そして努力を重ね、知識や経験値を磨いてきた人ほど、その没頭した時間のあとに、心を奮わせるような優れた作品を残すことができる。そう信じている。

この梅田さんの著作は、そのような極めて素晴らしい一冊だと思う。

まだ、読了していないが、完全に、棋士と将棋世界の魅力に惹きこまれてしまった。大げさではなく、棋譜上に広がる無限の可能性に宇宙を感じた。多くの人に読んでもらいたい一冊です。

монгол хэл

Өнөөдөрөөс би монгол хэлээр бичиж чадйа.


( キリル文字シールを貼ったキーボード )

ネットでキリル文字シールを購入!これでモンゴル語でブログが書けます!!けどまだまだそんなレベルに達していないので、これからもっともっと精進します!!!

モンゴル語クラスの方でこのブログを読んでいる方、一緒にБичиしましょう!

2009年5月19日火曜日

報告。クロックスの数。

ここ二本末訓練所で、一日にすれ違うクロックス・ユーザー数をカウントしてみました!

結果発表!

すれ違い:12足
お風呂場の下駄箱に7足

合計19足

でした!!

予想の25足よりは少なかったけど、すれ違う人数だけで確認したので、実数は恐らく25足を超えると思います。

どうでもいいことだけど、やっぱりクロックはすごいですね。

2009年5月18日月曜日

常に迷走。でも諦めない。

ちょっと前の日経ビジネスの記事。公務員制度改革について。


( 日経ビジネス : 2009.05.04 )

官僚制度がいまの日本にとって弊害の多いものであるのは明らかだと思う。渡辺氏や中川氏の公務員制度改革に向けた動きに期待しているが、どうも頓挫しているよう。それでも必要な改革なので成すまで努力してほしい。

当たり前のことだけど、国を良い方向に舵取りするのに政治の力は必要。本当は政治に見切りをつけて、社会企業家のような人たちに期待したい。けど、それじゃ何だか寂しい気もする。

本気で国のことを考え、命がけで闘う政治家だってまだいると思う。そういう人たちの思いを汲み上げ、応援できるようになりたい。まだまだ諦めちゃいけない。

2009年5月17日日曜日

発信できる日本人へ

今日の二本松は雨です。一日部屋にこもって勉強したり、本を読んだり。落ち着いた一日でした。


( 日経ビジネス : 2009.04.27 )

記事は、日本の学界は世界に対し閉鎖的で、国際化が進んでいないという内容。言葉の壁が大きく、海外に向けて発信するのが弱いというのは確かに日本の特徴だと思う。そうは言ってられない時代にすでに突入しているのだけど。

協力隊に参加する身として、発信できる日本人になるということは大きな課題として認識している。私の職種である環境教育に関しても日本は世界に誇るべき充実した環境技術や、草の根の取り組みが行われている。これらを、少なくとも英語で発信することは立派な国際協力になると思う。

勿論、日本を世界に発信する活動を続けている組織は存在する。NPOジャパン・フォー・サステナビリティーなんかはすごく価値ある存在だと思う。

国際協力とか大きいことを考えると、どうしても現地にいって役に立ちたいという気持ちが先走ってしまう。けど、真に求められている国際協力のニーズは一人一人の日本人が国際化することなのかも知れない。

2009年5月16日土曜日

21st Century Breakdown

グリーン・デイの新譜を聴きました!


( Green Day : 21st Century Breakdown )

すごく、すごくカッコいいアルバムだった!まるで映画のサントラのように、曲のイメージが映像となって浮かんでくるアルバムだった。

アルバム全体の構成や、楽曲のメロディーラインはこれまでの作品とそれほど変わっていないと思う。むしろ過去の曲と似ていると感じる曲が多く、新鮮さや、目を瞠るような斬新さは感じられなかった。

ただ、一つ一つの楽曲が持つスケールと、一音一音に込められた想いがとてつもなく強かった。そして、これまでのどのアルバムより真っ直ぐだった。

現代社会は恐ろしくおかしくなって来ている。でも、まだやれることは残っている。だからやらなくちゃいけない。アルバムを聴いてそう思った。

21 Guns は珠玉の名曲。

( 21 Guns )

2009年5月14日木曜日

Crocsいっぱい(もどき含)

訓練所はスリッパ禁止なので、クロックスを履いている人をよく見かけます。


( my crocs もどき 色がおしゃれと複数の人に声をかけられました(笑) )

あまりも多くのクロックスを見かけるので、今度一日に何人のクロックス・ユーザーとすれ違うかカウントしてみたいと思います。ちなみに隊員数は188名。おそらく25%に達しているはず。

"靴ブランド"でこれだけ市場を制する商品は珍しいのではないだろうか。軽く、履き心地よく、安価で自分仕様にカスタマイズもできる。そしてサンダルという気軽な機能を有しているのだからすごい。売れるはずだ。

2009年5月13日水曜日

モンゴルごみ拾いツアー

日本の大道芸人さんがモンゴルでごみ拾いツアーを企画しているそうです。

ごみ拾いは環境教育活動として、世界中でもっともポピュラーに取り組まれていると思います。私自身、環境活動の原点はごみ拾いだったような気がします。当時は環境活動と意識して行っていたわけではありませんが。

それにしても、こういった些細な取り組みがピックアップされるのは嬉しいです。現場で活動している人のエネルギーになると思います。源吾朗さんという方に会ってみたいなぁ。

2009年5月12日火曜日

『スターバックス』

今日の1冊です。訓練所では毎週火曜日が注射の日です。これで6本目。いいのかな、こんなに射って。。


( テイラー・クラーク 訳:高橋則明 『スターバックス』 二見書房 )

スタバとコーヒーについて色々と書かれている本。余分と思われる情報量も多いので、なかなか話のポイントが掴めなかった。けど、米国におけるスタバの存在は、凄まじいほどに支配的であることが伝わってきた。

日本におけるスタバの存在感は、おそらく米国ほどではないと思う。ドトールもあるし、最近はタリーズやチョコクロも首都圏では目立ってきているように感じる。

それでもスタバがトップ・ランナーであることは間違いない。「スタバはコーヒーを売ることでは無く、スタバを体験することを商品化することに成功した」と書かれているが、スタバのヘビーユーザーとしてまさにその通りであると思う。"場"を楽しむためにコーヒーを飲みに行くことが、大げさに聞えないほど空間をブランド化した戦略は見事だと思う。

好業績を維持するマクドナルドも、スタバまでとは行かないが、"場"にかなりの力を注いできている。マックカフェの好評を考えると、これから先、両雄がお互いをどう位置付けるのかが気になる。

2009年5月11日月曜日

マクドナルドはいつから変わったのか

今週の日経ビジネスです。送付先住所の変更をしていなかったので、未読の既刊号がだいぶたまってしまいました。。

外食産業で独り勝ちともいえる好業績をあげているマクドナルド。その戦略にアプローチした面白い記事でした。


( 日経ビジネス 2009.05.11 )

要約すると、

①外食産業の基本であるQSC(品質、サービス、清潔さ)を向上させ、
②「100円マック」を展開し「客数」を集め、
③そこから中・高価格商品を開発し「客単価」を上げ収益を伸ばす、

という戦略になる。

ものすごく自然でシンプルな流れだと思う。そしてこの戦略を5以上前から打ち立て、幾多の壁に怯むことなく、絶対にやり抜くというリーダーの信念があった。非常に納得のいくストーリーだと思う。

私自身も、ここ最近マクドナルドを利用することが増えてます。そして、マックの戦略にはまった行動をしています。以前は年に数回くらいしか利用しなかったのにすごい変化だと思う。また次のブログでその理由について書いてみます。

2009年5月9日土曜日

リンドバーグ

待ちに待ったリンドバーグのライヴに行ってきました!


( LINDBERG 20th Anniversary Step )

モンゴルに行く前に、リンドバーグのライブを観ることができて嬉しかった。リンドバーグは最も影響を受けたアーティストの一人なので本当に感激。

ライブの方は、前半は同窓会的な雰囲気が強く、リンドバーグ固有の溢れるようなポジティブ・パワーがすこしぎこちなかった。けど、中盤以降、比較的新しい楽曲を演奏し、無理のない今のリンドバーグを見せることによって本来の姿を取り戻したように思う。それからは終盤まで文句無しの演奏だった。

リンドバーグはボーカルの渡瀬マキが全て、といっても過言の無いバンドだと思う。だけど、今日のライブでは、ベース、ドラムのリズム隊が力強かった。メンバーチェンジすることなく、一つのバンドとして歩み、成功を重ねてこれた理由がよくわかった。

それにしても、リンドバーグは邦楽ロック史(まだ日は浅いのだけど)において唯一無二の超個性的なバンドだと思う。"夢"とか"恋"とか"頑張る"とか"あきらめない"とか、ちょって照れくさいような想いに、本気で一緒になってくれる。どうしようもないくらいに直球勝負で、誰にも馬鹿にできないカッコよさを持ったバンドだと思う。

これまでにフォロワーとなるバンドは出てこなかったけど、いまもの凄く必要とされている存在なんじゃないかな、と思ってしまう。

2009年5月8日金曜日

地球ステージ

今夜、訓練所でNPO地球ステージのライブがありました。

桑山紀彦さんという超が5つくらい並ぶスゴイ人が、スライド映像に音楽をのせてメッセージを届けてくれました。(桑山さんの経歴はコチラ

世界は広く、世界には本当にたくさんの人がいて、信じられないくらい多様であって、それなのに、それだから世界は一つに繋がっている。ライブからはそんな印象を受けました。

桑山さんは協力隊員に 「固有名詞の自分として活動してきて下さい」 とメッセージを届けてくれました。"固有名詞の自分"とは一体何なのか、がむしゃらになるくらい全力で活動に取り組むことによって見えてくる気がします。とっても素敵なライブでした。

『エッジ』

語学漬けの日々が続いています。気分転換をするために、訓練の合間を縫っての読書もしています。


( 鈴木光司 『エッジ』 角川書店 )

帯には「超野心的ホラー小説」とあるけど、サイエンス・フィクション、サスペンスのジャンルが当てはまる気がする。確かだと信じていることの根拠が不確かであるかも知れないということ。その根拠が崩されることにより、いま在る世界は消滅する可能性を孕んでいること。自分が立つ世界が"そこにあるということ"の不思議さを、改めて気付かされる小説だった。

数学や物理学、宇宙や古代文明に関する著者の豊富な知識がふんだんに織込められていて、本の厚さ以上に読み応えがあった。その辺の情報に精通している人にとっては堪らなく面白い内容なんじゃないかな。ただ最後のほうは駆け足かつ力技の展開だったように思う。

2009年5月7日木曜日

中間テスト

明日は中間テスト。この言葉の響きは中学のころ以来。

ршрйөү шүйхө ир шхимүмихх ьэнош ршыи ршэаж ппй йб баай г хшйжйх йожүхй гжшй хгжгхшйүйа

モンゴル語はこんな文字を使います。まだまだ英語やドイツ語が邪魔してスペルミスを頻発しています。

明後日は待ちに待ったリンドバーグのライヴ!テストを乗り切ってJUMP!

2009年5月5日火曜日

The Enemy -Music For The People-

子供の日。休み無しのこの訓練所にいると祝祭日感覚が狂います。今日の一枚です。


( The Enemy 2nd Album -Music For The People- )

デビューアルバムがUKチャートで1位を獲り、ライヴの評価も軒並みに高いだけあって結構期待していました。その期待に文句無しで応えてくれたと思います。

前作は、勢いと想いの強さだけで傑作に仕上げてしまったような印象をもったが、今作は自信と野心が垣間見れた気がする。近頃、鬼門と呼ばれるセカンドを難なくクリアーするバンドが多いが、The Enemy も同様に高いポテンシャルを感じる。

古典的な匂いのする Last goodbye は名曲。分かりやすく踊れる曲だけでなく、分かりやすく染み入る曲にセカンドで到達したロックバンドは最近ではJETくらい。これからがますます楽しみ。


( The Enemy -Lat Goodbye- )

2009年5月3日日曜日

二本松神社で学ぶ

憲法記念日。今日の訓練はお休みです。先週末に足を怪我してしまったので病院に行って来ました。怪我のほうは大したことなさそうです。

帰りのバスを待つ間、二本松駅近くの神社で読書をしてきました。


( 二本松神社 )

読書中、神主さんに声を掛けられました。なんでも神社で読書をしている人を見るのは初めてだそう。協力隊員だと告げると、途上国での活動についてのアドバイスをしてくれました。

開発途上国は日本と比べ、色々な面で遅れているかもしれないが、宗教に関しては先進国である、とのこと。信頼される日本人となるためにも宗教のことを学んだ方がよい、と言われました。そして、神社への正しいお参りの仕方を指導して頂きました。

二拝二拍一拝、足の位置や手の合わせ方、お辞儀の角度まで丁寧に教えてもらいました。

とても大切なことを学べたと思います。本当に素敵な偶然の出会いでした。これを機に任国で説明できるくらいの知識は習得したいと思います。

2009年5月2日土曜日

iGoogle で情報収集

訓練所で意外と google user が周りにいないことを知りました。


( iGoogle home )

まだほとんどの機能を使いこなせていませんが、rss reader を iGoogle に加えて情報収集することはお勧めです。

気になるサイトや信頼しているオピニオンリーダーたちが発信する情報をタイムリーでキャッチできます。自分でアクセスする情報に加え、情報が自分にアクセスしてくる世界は快適です。

Googleの使命は「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること

功罪の議論は尽きないかも知れない。だけど時代は止まらずに加速している。矛盾するようだけど、自分のペースを守るためにも、この速度にキャッチアップしていきたい。効率的な情報収集はこのための最大の武器だと思う。

It's Blitz!

YEAH YEAH YEAHS の新譜「 It's Blitz! 」を聴きました。


( YEAH YEAH YEAHS : It's Blitz! )

すごくオーソドックスなエレクトロ・ポップでびっくりした。前作までのちょっとパンクでヒリヒリとした感覚がちっとも感じられず、まるで別なバンドのように聴こえる。バンドの個性であるカレン・Oの毒っぽさもほとんど消えている。

だけど YEAH YEAH YEAHS らしいカッコよさは不思議と残っている。きっとセンスの問題なんだと思う。カッコいい人は何をやってもカッコいい、そういうことだと思う。ファンの予測をいい意味で裏切る、意外な一枚。