廃棄物収集運搬の現状調査に同行してきました。開始は7時30分。日本同様朝早くから収集開始です。
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収集運搬車両は、日本から無償資金協力で援助されたパッカー車。ですが使用方法は日本とはだいぶ異なります。日本がゴミを巻き込むのに対し、こちらは蓋を開けスコップで投げ込みます。主な排出方法はステーションタイプ。他にダストシュートタイプがあります。ですがどちらもゴミ袋で捨てられているゴミは少なく、散乱状態です。
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10箇所ほどのステーションを回ると3tパッカーが満杯になります。ゴミの種類は非常に雑多。どれが多いとか説明しがたいです。
処分場に向かう途中、ビン・カン・ペットなどを有価物買取所で販売します。今日始めて知ったのですが、UBでは骨もリサイクル資源として買い取るそうです。なんでも石鹸の材料として使われるとか。この日も19キロ分の骨を買い取って貰いました。
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最後は処分場に投棄します。ここでまた、ウェイストピッカーたちがダンボールやお金になりそうなものを抜き取ります。この光景はいつみても慣れません。収集車が処分場に入ると群れになって近付きます。小さな子どもたちもいます。
現状は全体的に非常に非効率な収集をしています。もともと分別収集ではないので当然なのですが。ゴミ袋に入っていないゴミを収集するのは手間が掛かります。日本でも同じです。それを改善するだけでもだいぶ違うのですが、ポイ捨てが多い現状では難しいです。また収集者の衛生環境は酷いです。マスク(どこまで効果あるかわかりませんが)は提供すべきでしょう。