2009年11月30日月曜日

フェルト作ったり日本語教えたり。。

なんだかんだで忙しいこの頃。今日は朝一で英語のテスト。午前中は授業のマテリアル作りとそのチェック。午後は知り合いのNGOに顔を出し、作業のお手伝い。その後ヨガに行き、帰宅してから日本語の指導。熱が入って終わったは夜23:30。ちょっと疲れました。



写真はフェルト作りの一コマ。同期のO隊員と一緒にお手伝いをしてきました。このNGOにはちょくちょく顔を出しているので、スタッフの方とだいぶ打ち解けてきました。冗談を言ったり言われたりして楽しいです。

今週金曜日はエコクラブ。私が講師をします。テーマは水俣病から考える環境と開発。正しい回答のない問題について、生徒が自分で考え、自分の意見を持てるように、授業内容を試行錯誤しています。言葉はモンゴル語でやります。がんばるぞ~。

2009年11月29日日曜日

ごみ拾い@トール川

気温-20度くらい。ごみ拾い@トール川。トール川はUB最大の河川で、水資源の少ないモンゴルの貴重な河川の一つです。


( 夏のトール川 )

今回の目的は、ごみ拾いと言うよりは氷結したトール川を横断すること。最初、川が氷っているか不安でしたが、しっかり氷っていました。さすがモンゴル。


( 川の上に乗って撮った写真 )


( 今回初参加のダルハンO隊員とベテランO隊員のLove-Shot )

ごみ拾いはそこそこに撤収。この時期、外に1時間以上いるのはきついです。。これからは室内で出来るごみ分別ナビゲーションを考えています。

2009年11月28日土曜日

『鷺と雪』

気温-15度。ちらつく雪が太陽の光を反射してキラキラ。大気汚染さえなければ冬のUBはとてもきれいなのに。残念だなぁ。


( いつも歩いている道。木の枝にうっすら積もった雪がきれい )

久々の休日。そして久々の読書。早起きして小説を読みきりました。直近の直木賞受賞作『鷺と雪』です。


( 北村薫『 鷺と雪 』文藝春秋 )

読書欲が溜まりに溜まっていたので、一気に読めてとても気持ちよかった。内容も面白かったので、またこころのエネルギーがチャージされました。

小説の舞台は昭和十一年。良家のお嬢さんと、お抱えの運転手が日常に潜むミステリを謎解きしていくお話。三部構成がそれぞれ繋がり、テンポよく物語りが流れていく。文章も綺麗で、ひらがな、カタカナ、漢字を巧みに操り、携帯もネットもTVもない時代の雰囲気を見事に表現していた。

一つ前の直木賞受賞作『利休にたずねよ』『悼む人』は内容が圧倒的に豊かだった。それに対し『鷺と雪』は繊細で、感性に響く、まるで風景を楽しむような作品だと思う。

2009年11月27日金曜日

エコクラブ②

インフルエンザのため、長い間延期になっていたエコクラブが再開しました☆



本日の講義は、生物多様性と地球温暖化について。モンゴル国立大学の先生が講義をして下さいました。さすが大学の先生。充実した内容の講義でした。

一ヶ月以上の休み明けということで、生徒の参加率はあまりよくなかったのですが、参加した生徒はとても真剣に講義を聞いていました。休み明けのモチベーションを高める工夫が反省課題となりました。

次回は水俣病とモンゴルでの水銀暴露状況についての講義を行います。水俣病は日本が世界に発信するべき環境問題の原点です。水俣病から私たちが学ぶべきことを生徒たちと考える講義にしたいです。

2009年11月26日木曜日

ベストブログ@モンゴル

モンゴル関連のブログですごいな~と思うブログを紹介します。

http://ameblo.jp/mongol
ブログ名:モンゴルまるかじり

モンゴルに関わって20年。そして在住8年。すごいなぁ~。現地で会社をつくってお仕事をされているみたいです。モンゴルで会ってみたい人No.1です。

ブログ記事もリズム感があって読みやすく、とっても面白いです☆このブログ経由でお天気ガジェットを手に入れました!これでUBの気温がひと目で分かるようになりました♪

2009年11月25日水曜日

日本語がんばってます☆

ここ最近よくうちに日本語の勉強をしにくるモンゴル人の友達がいます。日本語学科の大学3年生で、たまたま道で知り合ったおばちゃんの妹で、よく分からないうちに毎週末うちに来るようになりました。今日は来週の発表に向けて「日本語と私」というテーマで原稿を書きました。PCで日本語を入力するのは初めてだったので手間取りましたが、無事600字ほどの原稿を仕上げました。



モンゴルは10人に1人が日本語を勉強しているくらい日本語学習が盛んな国です。日本語より英語を学んだほうがいいんじゃないのかなぁ、、と残念ながら思ってしまいますが、モンゴル人にとって日本はまだまだ先進国の代表のような国です。欧米や他の途上国の国々で「日本ブランド」が価値を失いつつある状況を考えると、モンゴルはすごくありがたい国だと思います。そして日本語を学び、日本への留学や、日本で働くこと夢見る人に出会うと、その想いに応えたいと心から思います。

Firefox3.5 Lost Google Note Book

これまで使用していたブラウザFirefox3.0を3.5にバージョンUPさせた。しかしこの3.5はGoogle Note Bookに対応していないことが判明。ブログのネタ集めにGoogle Note Bookを使っていたのでちょっと残念です。似たようなアドオンないかなぁ~。

2009年11月24日火曜日

また一歩づつ

早朝英会話を始めて2週間。いまのところ一日も欠かさずに出席しています☆



授業は思った以上に楽しく、英語を話す楽しさを久々に思い出しました。モンゴル語で思うようにコミュニケーションとれない反動かも知れませんが、、

また、朝の出勤前の時間を有効に使えるだけあって、一日の充実感が10%くらいUPしたような気がします。早起きは三文の徳。本当ですね。

インフルエンザの騒動もようやく沈着に向かい始めたようで、学校も小学校を除いて昨日から再開されました。合わせて私の活動も本格的に再開します。赴任してからもうすぐ半年。全体の4分の1が過ぎようとしています。足元を見つめ直し、また一歩づつ前進していきたいです。



追伸:今日の晩御飯。

2009年11月23日月曜日

浴衣試着会

週末は同期宅で浴衣の試着会がありました☆



参加したのはモンゴル国立大学の学生5名。みんな初めての体験に興味津々でした。モンゴル人の顔は、街ですれ違っても見分けがつかないくらい日本人に似ているので、浴衣も全く違和感なく似合います。



試着後は撮影大会に。場がとっても華やかになりました。



デールというモンゴルの民族衣装を持って来てくれたので、こちらもついでに試着です☆写真中央で着ているのがそのデールです。ちなみにバックはチンギス・ハーンのタペストリー。。



最後はお茶会で締め。友達レベルでこういう文化交流が出来るのはとても楽しいです。

『二十歳の原点』

高校生の時に出会い、強い影響を受けた一冊『二十歳の原点』。今年、新装版が出版されたらしい。なんだかとても懐かしく思う。

http://www5.plala.or.jp/ginnga2000/sihenotabi-takanoetuko.htm

( 二十歳の原点と高野さんについて )

当時、理解することと理解されることについて真剣に悩み考えていて、大学ノート1冊くらいそのことについて書き綴っていました。『二十歳の原点』に出会ったのはそんな時期で、著者の高野さんが二十歳で自殺してしまったことに、自分の悩みを重ね合わせて、その自殺の背景を想像していました。

誰を理解することもかなわないし、誰からも理解されることはない。そもそも理解しあえることは幻想に過ぎない。だから孤独なのだと。単純なだけに、陥ると抜け出せない思考に囚われ、自殺してしまったのではないかと思っていた。そしていつか自分もそうなるのではないかと思っていた。

今でも「理解」ということについて考えることは多い。ただ自分の答えは見つけているので悩むことはない。しかし、いつの時代も、特に思春期の世代は「理解」について意識せずとも困難を体験するものだと思う。私は『二十歳の原点』に出会い、理解することと理解されることの困難について意識するようになった。けど、正直『二十歳の原点』は毒にも薬にもなる取り扱いの難しい本だとも思う。

2009年11月22日日曜日

ごみ拾い@セルベ川⑥

今日のUB最高気温-6℃。あったかいです。-1桁台だとほんとにあったかく感じます。。怖っ。



セルベ川のごみ拾いも6回目。ポイ捨てごみは圧倒的に容器包装類が多いことが分かりました。ペットや缶は有価物として扱われるのでほとんど落ちていません。容器包装類のポイ捨てを減らすための工夫を考える必要があります。何かアイデアないかなぁ。

いつも一緒にごみ拾いをしてくれるメンバーへ。寒い中参加してくれてどうもありがとう!

2009年11月21日土曜日

ガールという名のつくバンドたち

最近お気に入りのバンドを三つ紹介。どれも名前にガールがついている。

1.God Help Girl

( God Help The Girl )

2.Vivian Girls

( When I'm Gone )

3.Girls

( HELLHOLE RATRACE )

それぞれタイプはまったく違うけど、どのバンドもこれから楽しみです。海外のインディーポップが日本で頻繁にライブをするようになったのが嬉しい。日本もインディーバンドほど海外で人気があったりするから、ネットのチカラはすごいなって思う。

グーグル☆急上昇ワード

グーグルデスクトップのデフォルト設定にあるグーグル急上昇ワード。ユーザーがぐぐって急上昇したキーワードを20分ごとに知らせてくれる機能です。

そのグーグル急上昇ワード。さっきみたらこんなランキングになってました。



なんと、トップ10のうち8つがジブリの「天空の城ラピュタ」関連(7位の田中真弓さんは声優さん)です。調べてみると予想通りこの日はラピュタが放送されていました。

ランキングの傾向はだいたいTV放送と密接な関係にあります。これからは視聴率のほかに、このグーグル急上昇ランキングもTV業界にとって重要な指標となってくる気がします。

人々の関心が何に向かっているのか。それをタイムリーに集計し、無料で提供してしまっている。よく考えるとこれはとてつもなくスゴイことだ。やはりグーグルはおそろしい。

2009年11月20日金曜日

フェルトのスリッパ作り

お世話になっているNGOにお手伝いをしにいってきました。

このNGOでは、現在シングルマザーの自立支援プログラムを実行中です。内容は、手作りスリッパやストールなどの製品を販売することにより生計を立てるというものです。カタチとしてはマイクロクレジットに近いものです。



参加しているお母さんたちは50名ほど。講師からデザイン刺繍や製品作りを一から教わり、主に自宅で作業をしています。



約2ヶ月前にプログラムが始まった頃と比べると、お母さんたちが明るく活き活きとしているのが伝わってきます。ものづくりの楽しさとビジネスの面白さを体感し、どんどん自信を得ていく姿が本当に頼もしく清々しく見えました。学ぶことが多いです。

2009年11月19日木曜日

ヒンドゥーのヨーガ

先々週からヨーガを習い始めました☆それもヒンドゥー教のヨーガです。



ごみ拾いに飛び入り参加してくれたおばちゃんがヨーガの先生で、週一回個人レッスンをしてもらえることになりました。

いまは最初なので、呼吸と5つの型の練習と瞑想をしています。この型が結構難しくて、体中の筋肉がぷるぷる震えてしまいます。。翌日は筋肉痛。

瞑想はチャクラという名前は聞いたことがあるけど全く未知のエネルギーを意識するもので、とても興味深いです。

先生のおばちゃんはとってもいい人なので、おばちゃんと話をするためにも続けたいなぁと思います。

2009年11月18日水曜日

シニア海外ボランティア

今週の日経ビジネス。少子高齢化が進む日本社会。世代の壁を越えた協力が必要という指摘。


( 日経ビジネス : 2009.11.09 )

若者には若者の、老人には老人の役割がある。その役割分担が正常に機能することが社会の活力になる。乱暴かも知れないが少子高齢化社会の問題は、その役割分担のバランスが一気に崩れるところにある。少子高齢化によって若者の役割が老人に奪われてしまう。そこで世代の壁を越えた協力、つまり意識的な役割分担が必要になるのだと思う。

この意識的な役割分担の最高の実践の場はシニア海外ボランティア(SV)かも知れない。SVは協力隊のシニア版で、40歳から69歳までの専門知識を持った経験豊富な先輩方を対象としている。

開発途上国は基本的に若い国が多い。そして若い世代はハングリーで勉強熱心な人が多い。けど情報や技術、経験をもった指導者が圧倒的に不足している。シニア海外ボランティアはまさにこのニーズを満たすことにうってつけである。シニア世代の人材が海外で活躍することは、国内の世代間バランスの調整にもなる。また技術移転という高度な国際協力は、長期的に日本の国益に貢献する。

シニア海外ボランティア。これは青年海外協力隊以上に推進されるべきものだと思っている。

2009年11月17日火曜日

レクチャー@エコツーリズム

国立大学に赴任している同期隊員の授業に参加してきました。



エコツーリズムとは何か、モンゴルでのエコツーリズムにはどのような可能性があるか。ワークショップを中心に学生の活発な参加が見られた充実したレクチャーでした。

これまで見聞きしてきた様子から、モンゴルの授業はトップダウン型が中心で、大学のゼミでもワークショップやグループディスカッション、フィールドワークはそれ程活発には行われていないようです。全く無いわけではないですが。その点、今回のレクチャーは大学の先生も見学してくれたので、授業方法の提案にも繋がり、良かったと思います。


I joined the class in which my friends JOCV teaches. In the class student actively discuss what is the concept of Ecotourism and the potensial of Mongolian Ecotourism. I,ve heard that there is not so much opportunity to do workshop, group discussion and fieldwork in Mongolian university. Ofcourse there is some. At this point, this lecture is very stimulating for students. And also it was suppose to be a good suggestion of a way of lecture for the teacher who attended.

2009年11月16日月曜日

『裸でも生きる2』

私の一番大好きなバッグブランド「Mother House」(マザハ)の創業者山口さんの二冊目の本です。


( 山口絵理子『 裸でも生きる2 』講談社 )

前作が山口さんの半自伝的な内容だったのに対し、近作は舞台裏の紹介のような内容になっている。マザハのバッグの付加価値が、商品のストーリーにあることを考えると、この本はストーリーテラーとしての付加価値を持っている。マザハのファンはきっと読んでいると思うし、知らずに読んだ人はきっとマザハのファンになると思う。

マザハの最大の強みはファンがつく経営をしていることだと思う。何があってもマザハを応援したいという気持ちにさせられる。そしてマザハのスタッフもそんなファンの応援を受けて成長しているような気がする。ファンがつく経営とは、企業の理念がしっかりしていること、そしてその理念が共感を生むことだと思う。

理念がしっかりするためには経営者がぶれないことが絶対に必要。そして理念が共感を生むためにはスタッフ一人一人がその理念を実践に変えることが必要。特に後者は経営にとってこれほど難しいことはない、というくらい難しいものなんじゃないかと思う。

この本で一番好きなところは「チームマザーハウスの仲間たち」で、山口さんがスタッフを紹介している章。マザハが一つのチームで、一つのチームだからこそ理念の共有がしっかり、徹底して出来ているのだなと感じた。そしてこれは実際に店舗に足を運んでみても感じることでもある。企業の創業期にこうした土台をしっかり築けたことは何よりの宝なんじゃないかと思ってしまう。

このブログを読んだ人にはぜひ店舗にも足を運んでほしいと思う。

2009年11月15日日曜日

ごみ拾い@セルベ川⑤

早朝。気温-27℃。身の危険を感じる寒さの中でのごみ拾い@セルベ川です。



過去最高の7人が参加!いまUBに来ている南ゴビの地方隊員も参加してくれました。

それにしても-20℃を下回る中でのごみ拾いはキツイ!当たり前だけど全身が凍てつく。10分もすると手足の指先の感覚がなくなります。

ちなみに今日は実験で、バナナとキャベツとタオルを凍らせてみました。



バナナは完全に凍らなかったので、美味しく食べれました。キャベツはパリパリです。タオルはカチカチです。



-30℃を一つの目安として、ごみ拾いを続けようと思います。

2009年11月14日土曜日

谷①

山あり谷あり。日本でもそうだけど、海外にいると波の振れ幅が大きいように感じる。そうならないように自己コントロールが必要なのだけど。

で、いまは思いっきり谷。原因は新型インフルエンザによる学級閉鎖。丸1ヶ月間も延期になってしまったため、生徒や先生のモチベーションに影響が出ていないかとても心配。そしてこの心配が日常生活に影響を及ぼしている。

ブログもネタは溜まっているのだけど、それが思うように文章にならない。完全にスランプ。今後の活動の最悪の展開が頭をよぎったりする。本当にひどい状態。

でも、そんな中でも周りの隊員の活動の話を聞くのは楽しいし嬉しい。特に同期の頑張りを見ると励まされるし、心から応援したい気持ちが膨らむ。イギリス、大学、会社、協力隊と、たくさんの本当に素晴らしい同期と出逢えたことは人生の宝だと痛感する。


今日はそんな同期の一人を紹介。同じ環境系の隊員で、何かと一緒に行動することが多いO隊員です。彼女の職種は観光で、エコツーリズムの促進が仕事です。


( 大学で講義するO隊員 )

誰に対しても物怖じしない突出したコミュニケーション能力。添乗員時代に培ったと思われるスムースな気配り。そして、情報に対する反射速度(メンタル筋力)が本当に早い。一緒に行動していて日々感心させられます。また、A型だけど結構大雑把で、豪快な一面もあるのが面白いです。

当然のことながら国際協力にも強くて深い関心があり、滞在中は勿論、帰国後もこの道で活躍していくのだろうなぁ、と思っています。

次回はまた別の同期を紹介しようと思います。

2009年11月12日木曜日

まだまだピーク、新型インフル

気温-7℃。-20℃だった一昨日と比べるとあったかい。恐らく-10℃が寒いと感じる目安です。


( UB POST Nov10.2009 )

学級閉鎖となり早3週間。新型インフルの猛威は収まるどころかピークになりつつあるようです。感染者数929名。死者9名。集会の禁止、地方へ公共交通機関の停止など、社会的、経済的にも甚大な影響が出ています。

ワクチンも絶対的な不足状況にあり、WHOや海外援助機関から援助を受けています。大手銀行では義捐金受付口座を開設し、個人やNGOなどからの援助を受け入れているようです。また学校の長期閉鎖をカバーするため、TV授業もスタートしました。

街中を歩いていてもほとんどの人がマスク着用しているのが目に付きます。一部の施設ではマスクをしていないと入館が出来ませんでした。うわさでは来年まで学級閉鎖が延期するのではないかと言われています。学校関係で活動する隊員にとっては難しい状況となってしまいました。

2009年11月11日水曜日

新刊書のリサイクルは悲しい

ちょっと前の日経ビジネス。返本制度についての記事。



日本では再販制度のため本は定価販売されている。そして売れ残った本は値下げ販売できないかわりに出版社へ返本することができる。

で、この売れ残った本=返本される本の割合は全体の40%程。返本された本は、上質なリサイクル紙として市場で取引されるらしい。省エネの視点から考えるとすごく無駄なエネルギーを消費していると思う。

なぜ本の業界に市場原理は導入されないのだろうか。ブックオフのような巨大な中古書店チェーンが成長しているいま、再販制度はどれだけ意味があるのだろうか。商店街にある地域の書店の保護や、文芸文化の保護といった言い分は分からなくないが、出版された本の半分近くがそのまま資源リサイクルされることを考えると、制度の根本的な見直しが必要だと思う。

2009年11月10日火曜日

システマティックに努力します@英語

早朝。気温-20℃。この秋一番の寒さを記録。そう、でもまだ秋なんです。。



勤務先まで徒歩20分。途中10分くらい歩くと顔面が痛くなってくる。これより寒く、さらに風が強い冬~春を乗り越えることができるだろうか。。ちょっと不安。もう少し職場に近いところに引っ越そうか本気で考える。

来蒙して4ヶ月経ち、この国にだいぶ慣れてきた。最初のマンネリ感がやってきた気がする。そこで少し生活に刺激を入れようと、英会話を始めてみることにした。社会主義崩壊後、英語はロシア語に変わり一番人気の言語となり、富裕層の若い世代は結構話せる人が多い。そういえば、ドイツにいる友人から聞いたのだが、今日は冷戦終結の象徴であるベルリンの壁崩壊から丁度20年目らしい。振り返ると激動の20年だったなぁと思う。ITで世界は変わった。

で、英会話は月~金の早朝7:50~8:40までの50分。レベルは7-8。早朝を有効に使えるので嬉しい。料金はモンゴル人にとっては高額だが、日本の英会話学校と比較すると格安。これを機に忘れかけていた会話力をブラッシュUPしたい。レベル10の先にあるビジネスコース修了までを目標にしようと思う。

語学訓練で思い出すのは、派遣前に二本松で行われた訓練。約二ヶ月間、山の上に閉じ込められ、朝から晩まで語学漬けだった。でもそのおかげで短期間で信じられないくらい上達した。思えばシステマティックに学習できたからだと思う。ガムシャラに努力するというのは性格的に好きなのだが、システマティックに努力したほうが成果は残せると思う。なので毎日決めた時間をこなす方法で英会話に臨もうと思う。余裕ができたらドイツ語も始めてみたい。けどそれは欲張りかな。

2009年11月9日月曜日

病気明け☆読書できる喜び

週末は体調回復に努めようと、家で休んでいたら、突然モンゴル人の友人がやってきた。頭がボーっとするけど、せっかく来てくれたので家でお茶をしました。それでもって今日まで長引いてしまいましたが、ようやく復調です☆これからは自己管理をもっとしっかります!



回復にあわせて嬉しい荷物が届きました!本です!アマゾンUSで購入しました。思ったよりも到着が早く、丁度1ヶ月で届きました。これからも利用できそうです。

購入した本は4冊。ハリーポッター7巻を除いてソーシャルベンチャー関連の書籍です。まずは最後が気になるハリーから読もうと思います。

いまさらですがモンゴルの冬は寒く、必然的に家にいる時間が長くなります。自分のような読書好きには困らない環境ですが、人によっては時間の使い方に苦労するようです。

2009年11月7日土曜日

発明すること、川上をかんがえること

先輩隊員と食事。その時にモンゴルで非電気冷蔵庫を発明した藤村靖之氏の話を聞いた。帰宅してちょっと調べてみると他にも沢山のプロジェクトを実施していることを発見。

http://www.hidenka.net/mongolia/tour2005/test05.htm
( 非電化工房HPより )

現地の人のニーズを考え、適正技術でもってそのニーズを満たすこと。藤村氏はJICAや協力隊が目指している国際協力を実践していると思います。

技術のすごいところは、問題を川上のところで解決できる力があること。そして発明する人のすごいところは川上の問題を見抜く力があること。このブログで色々紹介している社会起業家の活動もその部類に入ります。

追伸:また熱を出してしまいました。自己管理ができていないと反省中です。周りにも迷惑をかけてしまいます。。。あー。

2009年11月6日金曜日

☆の数だけよいのだろうか?

今週の日経ビジネス。ミシュランガイドの「京都・大阪版2010」が刊行されたらしい。ちなみに東京版は2007年に出ている。


( 日経ビジネス : 2009.11.02 )

ミシュランガイドに紹介されているお店で食事をしたことはないです。なので本来は審議することもできないのですが、日本の豊かな食文化を☆の数で表すのは間違いなんじゃないかと思ってます。料理人にとってこの手の権威から評価を得ることはとても価値あることなのは分かるのですが。

個人的に役立っている☆評価はアマゾンのユーザーレビュー。責任を持たない素人が率直な意見を述べているので参考になる。また個人的な思い入れも多いのが特徴。共感や反感を覚えるので読んでいて楽しかったりもする。アマゾンに限らず、(私もそうですが)個人のブログでレビューしている人は本当に増えたと思う。そしてこれはいい傾向だと思う。

群衆の知は多くの人が自由に発信することによって研磨される。そして読み手のリテラシーも同時に訓練される。極端かも知れないがレビューの世界は民主主義の先端をいっている。そこで生まれる権威は絶対的にならない。健全だと思う。世の中には色々な賞があるが、ネットの世界で認められるものは本当にすごいと思う。

2009年11月5日木曜日

UB不法投棄の現場

インフルエンザの影響でUB全ての学校がもう2週間休校となりました。これで丸一ヶ月休校状態です。当然エコクラブも延期となります。気持ちが切れそうになりましたが、こういう時こそチャンスと捉えて新たな活動を展開しようと思います。

今日は配属先のスタッフと、UB市内の大型不法投棄現場を5つほど視察してきました。


( 13㎥ほどの現場。今日見た中では一番小規模 )

UB市内には30数箇所の大型不法投棄現場があります。その大半はゲル地区と呼ばれる比較的貧困層が生活する地区にあります。不法投棄の主な理由は、経済的に民間のごみ収集サービスを利用できないことがほとんどです。また、最終処分場では個人の持ち込みはその場で課金するため、建築廃棄物などはまとまって不法投棄されがちになります。昔の日本もそうでした。

現場を見て思ったことは、不法投棄が完全に恒常化してしまっているということ。今日訪れた現場はほとんど生活区域と密着していて、いわば自分の家の庭に捨てている感覚です。当然衛生上好ましくないないですが、家の中よりはましというと言わんばかりに捨てられています。

私が行う環境教育は、主に都心部の、それも比較的裕福な層の子供たちが対象です。その理由は、リーダーを育てることを目的としているからです。しかし、現場のあまりの酷さに何とかできないものかと考えてしまいます。

環境問題を突き詰めていくと必ずどこかで貧困問題とぶつかるときがある。以前のブログにそう書きました。不法投棄の問題もまさに貧困が原因です。それはマナーやモラル以前の問題だと思います。社会の構造問題だと捉えるべきことだと思います。


ちなみに今日は偶然不法投棄をしている現場を目撃しました。


( トラックで運び投棄。注意すると申し訳なさげにいくつか拾っていった )

2009年11月4日水曜日

モンゴルで、流行るといいな、ミニ四駆。

今日、同期隊員と食事中、話題はなぜかミニ四駆に。ミニ四駆は私が小学校3年~5年時に一大ブームとなったおもちゃのレーシングマシン。好きなパーツを集めてチューンナップできるのが魅力で、夢中になって改造した記憶があります。


( 出典:タミヤHP サンダーショットJr )

写真は当時愛用していたサンダーショット。シャーシを削って軽量化したり、空気抵抗を無くすためシャコタン改造したり、走る路面に併せてタイヤを交換したり、ベアリングや使用するグリス、モーターとその冷却剤まで考えたり、ものすごく熱中してました。

うちの父はとても厳格な人で、子供におもちゃを買い与えることはなかったのですが(プレゼントはだいたい本でした)、このミニ四駆は特別だったみたいで、パーツの買い物にも付き合ってくれました。どうすれば速くなるかを自分で考え、改造していく過程が、創作力を伸ばすよい教育となっていたのだと思います。

あまり知られてませんがミニ四駆にはワイルドミニ四駆というオフロード専用車もあります。下の写真はこれまた当時愛用していたミッドナイトパンプキン。


( 出典:タミヤHP ミッドナイトパンプキンJr )

これは主に公園の砂場を使ってコースを作り走らせました。砂場のコース作りも熱中しました。一番凝ったのがコーナーバンク作り。小学生ながら立派なコースを作っていたと思います。いま考えると良い砂場の使い方をしていたなぁと思います。

たまはにこうしてノスタルジーなエントリーを書くもいいかなと思います。

2009年11月3日火曜日

本当に息苦しい冬のUB

朝6時半起床。部屋の中がなんだか煙っぽい。


( 朝7時頃、部屋の窓から )

昨日から嫌な咳が出始めました。原因は恐らく大気汚染。特に朝方はひどいです。毎朝8時半に家を出て職場に向かうのですが、ちょっと遠くが見渡せないくらい靄がかかっています。そして息苦しい。UBに長く住んでいる人は大丈夫なのか、とても心配になる。大気汚染と健康被害の因果関係のデータは無いらしい。でもこの煙っぽい空気はひどすぎるレベルだと思う。ロンドンのスモッグはこんな感じだったのだろうか。

女性化する男たち

昼間の気温は-1℃。マイナスだけど暖かく感じます。「女性化する男たち」という気になる記事を見つけました。


( 日経ビジネス : 2009.10.05 )

女が男性化しているのだから、男も女性化するのは当然の話。草食系男子なんて言葉も出回っているが、優秀な女性の社会進出に対するネガティブな反応ではないかと思っていた。

が、その草食系男子の消費行動が自分の消費行動に類似していることを発見してびっくり。どんな消費行動かは内緒。ただ、もう10年近くそういう消費行動をしているので、時代の先端をいっているのだと思うことにした。

そんな時代の先端を行く私が予想するこれからのトレンドは、消費のユニセックス化なんじゃないかと思う。男らしさとか女らしさとか曖昧で意味を持たなくなるんじゃないかと思う。それはそれで寂しいことだと思うのだが。

2009年11月2日月曜日

モンゴル観光産業のゆくえ②

先日JICAのエコツアー研修に関わるワークショップに参加してきました。



エコツアーとは何か、エコツアーにとって重要なことは何か、日本でどのような研修に参加したいか、など、ブレインストーミング→KJ法といった流れでまとめていった。エコツアーに関する明確な定義はないと思うが、意見はよく聞く内容に収斂されていったと思う。

持続可能であること、自然との共存、施設設備等インフラのエコ化、伝統文化交流といったキーワードがよく挙がっていた。

逆に盲点になっていたのがインタープリターの存在だったと思う。特に自然を体感するエコツアーにおいてインタープリターは欠かせない。国立公園、自然公園保護の先進国であるニュージーランドでは各公園に優れたインタープリター(公務員)が必ず存在する。あまり知られていないが日本にも環境省パークレンジャーがいます。

インタープリターを育てること。これはエコツアーを発展させるための最大の課題なんじゃないかと思っています。

2009年11月1日日曜日

ごみ拾い@セルベ川

日曜恒例のごみ拾い。今日も近所の小川、セルベ川(ようやく名前が分かりました)です。



気温-10℃。当然のように川は凍りつきます。寒いというより痛い気温です。



氷も厚く、人が乗っても割れません。みんなで試しました。。たまにひびが入る時があって怖かったです。



写真のように一箇所にごみが溜まるりはじめると、そこは大型不法投棄を誘発します。なので定期的なパトロールも必要となります。ごみ拾いは川下の活動として位置付けられますが、大型不法投棄予防に役立ちます。寒くなってきましたが続けていきます。