2010年12月30日木曜日

今年最後のブログと奥田民夫で年収め。



東京のいまの気温は4度。寒いです。モンゴルと比べたら寒くない、と思ってしまうけど、寒いものは寒い。

寒いときにはあったかいもの。そんなわけで今年最後のクッキングは豚汁。ほっこり温まります。おにっこハウスのお味噌を使っています。とても美味しく、重宝しています。Oさんどうもありがとうございます。

いろいろとあった一年。ブログを書いていると振り返るのが楽です。毎年のことながら、新たな出会いがあり、とても刺激的な一年でした。そしてたくさんの方々に心身とも支えていただきました。感謝です。

来年は、健康に気をつけて、大きな病はもちろん、風邪ひくことも無いように過ごすことを目標にします。健康の大切さを本当に実感した一年だったので。

話⇒変



年末もやっぱり本と音楽と映画。ということで、小説を数冊読み、映画を数本みて、カウントダウンジャパンに参加してきました。

そしたら、パフューム、スーパーフライ、くるりが目当てだったのだけど、奥田民夫にやられてしまった。ほとんどユニコーン時代しか知らなかったのだけど、ソロも最高にカッコいい。なんでいままでスルーしてたんだろう。

早速、一番新しい「OTRL」をゲットして聴きながらこのブログを書いています。今年は奥田民夫で年越し。決定です。

それでは、よいお年を。また年明けにお会いましょう。

2010年12月27日月曜日

上原ひろみ@オペラシティ



二夜続けて今日のライブ。上原ひろみソロ@東京オペラシティ。最上の音響空間での最高のライブが楽しめた。

指が40本はあるんじゃないか、と思ってしまうくらい凄まじい速度での演奏。映画「海の上のピアニスト」の海上ピアノバトルのシーンを思い出した。ピアノ一つでオーディエンスを総立ちの熱狂に導くのだからすごい。特別なものを持っている人だと思う。

彼女くらいの実力になると、自身とピアノが一つの存在としてとけあっているのではないかと思ってしまう。ピアノに触れられたら、その感覚がそのまま本人に伝わるくらい、境目がなくなってしまっているような気がする。一体感ではなくて本当に一体となっている。一つとなって鳴っている。そう聴こえた。

あっという間の2時間。鳴り止まない拍手に応えてアンコールも2回演奏してくれた。今年の締め括りとしてこれ以上ないライブ体験をすることができた。また来年もいろいろと観にいきたいと思う。

2010年12月26日日曜日

アンジェラ・アキ@武道館withT



今日のライブ。アンジェラ・アキ@武道館withモンゴル人の親友T君。T君も泣きそうになったと感想を述べるほど、とっても素晴らしいライブだった。

T君はアンジェラ・アキのファンだったので一緒に観ることができて本当に良かった。T君の好きな「One Melody」「Home」も聴くことができた。言葉にできないくらいの「なにか」を得てくれたみたい。嬉しい。


(T君。北鎌倉にて)

「その国の将来を担う人材を応援し、関係を築くことが国際協力」

父親にそう言われてから、T君との関係がそのまま国際協力なのだなと実感するようになった。日本語を学び、日本に留学しにきている彼には、ぜひ大きな学びを得て帰国してほしいと思う。そして私も、彼の人並みならぬ努力と素直で明るく元気(SUAGE)な姿勢から多くのことを学びたいと思う。

T君とは今後「日本の職人さんめぐり」をする予定。それはまたブログで紹介します。

話⇒戻

アンジェラ・アキのライブは本当に良かった。ちょっと音響が充分でないところもあったのだけど、それを全く問題に感じさせないエネルギーのある音楽だった。途中で何度か鳥肌がたち、歌声の力強さに感動した。

どちらかというと予定調和でカタルシスに持っていくのがアンジェラ・アキの持ち味だと思う。でも今回は意欲的に新たなスタイルに挑戦していて新鮮だった。コーラスの導入。「生と死」をテーマにした組曲。U2の「where the streets have no name」を「輝く人」に組み込むなど、ちょっと面白いなと思った。

今日の武道館は5周年記念の特別ライブ。選曲はファン投票で決めるという趣向。なので代表曲はもちろん、コアなファンに人気の高い曲、レア曲など、盛りだくさんの内容。この企画はまたやってほしいと思う。

2010年12月25日土曜日

夜の散歩@根津神社


(根津神社の手水舎の写真。ソフトバンク810Tの携帯カメラはすごい)

今日はクリスマス☆街にはサンタさんの格好をした売り子さんがいっぱい。トナカイさんもちらほら。賑わいがあって楽しいです。

夕暮れ時から夜へ散歩。目的地は教会でなく神社。コースは谷根千(谷中、千駄木、根津)めぐりで食べ歩き。気温は10度を下回って寒かったけど、あつあつおでんやメンチカツ、谷中名物ねこのしっぽなど美味しさいっぱいでした。



文士のまち田端、下町商店街の雰囲気が香る谷根千、このあたりを散歩するのは飽きません。もともと都内では有名な観光地なので外国人客もいっぱい。周りの景観を気にしない無粋な建物も増えてきていて、そこはちょっと残念だけど、活気あるすてきなスポットです。

読速70P/1h30min



読速=本を読む速度。私の場合は、小説だとだいたい1時間30分で70ページから80ページ。新書だと50~60ページ。ちょっと難しい内容だと40~50ページくらい。集中して読み続けられる時間は1時間30分くらい、なので読速70P/1h30min。これは高校くらいから変わっていない。

自分の読速を知っておくと結構便利。例えば、今日は電車に○○時間乗るからこの本を持っていこう、とか、この本はあと30ページだから、お昼休みに読み終えて、また別の本が必要だな、といった具合に読書計画を立てることが容易になります。

実際、残りのページ数から読了時間を正確に逆算して、その後の計画を立ててうまくいくことがたびたびあります。読む速度を正確に把握している人は案外少ないと思う。けど何度か計って認識しておくことはお勧めです。

2010年12月24日金曜日

サマーソニック2011♪





なんとサマソニ2011年開催決定とヘッドライナーの電撃発表!!。おそらく相当数のつぶやきが飛び交っていることだと思います。自分もはやく始めよう、ツイッター。。

で、ヘッドライナーがレッチリ&ストロークス!!!。あまり興奮しない人間ですが、これにはやられました。もう大大大興奮。来年のサマソニは両日ともチケット完売必至だなぁ。

ちなみにこのサプライズ発表はクリスマスイヴだからだそう。クリスマスって案外いいものだなぁ。冬がより楽しく明るくなる。

『ロボットという思想』と『武道的思考』



今年も残すところわずか。試験勉強で我慢していた本が溜まっているので年内に全て読了したいです。

今日の一冊『ロボットという思想』。ロボットは今年出合った中で一番関心を持ったテーマです。

以前ブログで紹介したロボット関連本と同様に、この本も、人間理解を「ロボットの設計、作動を通じて」行う【構成論的アプローチ】を素人にも分かりやすく、そして興味をそそられる実験例をもとに解説しています。

本を読みながら考えたこと。

日本はロボット研究の分野では世界をリードしていて、その理由として、本文では昔からアニメーションなどを通じてロボットに対し親密な関係を築いてきたことを挙げている。

それにプラスして、日本の「武道的思考」というものもロボットの研究開発の発展に潜在的に貢献しているのではないかと思う。

「武道的思考」に、相手に「感応す」ることがある。よりつきつめていくと、これは相手の身体(客体)と自分の身体(主体)の境目が無くなり、一つの流れになるという状態のこと(だったと思う)。

構成論的アプローチに基く人間理解も、ロボットという客体の中に人間(主体)を埋没させ、客体として観察する視点を持つことや、ロボットの作動に対する人間の感応が目的に役立つものであるとされている。

ロボット舞踊をみた人間が、そこに人間が舞踊しているような「ココロ」を感じた、という話を以前に本で読んだことがある。これはまさに感応が活きる武道的な研究だと思う。

もう一つ「ミラーニューロン」という最高に面白いキーワードがあるのだけど、これはまた別の機会に書きたい。


話⇒変。

ここ4日ほど更新をサボってしまったけど、その間にもブログにアクセスして下さる方々がいてとても感謝です。まだまだ零細には変わりないけれど、読んで下さる方が一人でもいるというのはありがたいものです。なるべくサボらずに頑張ろう。頑張れるかなぁ。。

ちなみ『武道的思考』は内田先生の本です。これもまた別の機会に紹介します。

2010年12月19日日曜日

GIを3勝

試験が無事に終了。ちょっと息抜きに場外馬券場へ。何も考えずに名前で購入。

リアルインパクトとグランプリボスの馬連。これがみごと的中。

今年同じような感じでGIを4回買って、うち3回を的中させている。すごいツキだ。こんなところで使い果たしたくないからもう買わない。

でもジャンボは買っちゃったから、これは当たってほしい。。

2010私的BestDisc♪

今年も自分で考えるのが楽しい私的BestDisc発表です☆



Arcade Fireの3rd「The Suburbs」。インディーとメジャーの境界線が組み替えられ「中間域」が成立したの2010年だった思う。その象徴でもある一枚。楽曲も豊富で聴き飽きることがない。



先日のブログでも紹介したマイケミカルロマンスの「デンジャーデイズ」。今年最高のポジティヴィティに溢れた傑作。記念碑的名盤だった前作から更なる飛躍を遂げたことも脅威。実力を感じる。



一枚のアルバムの中で多様性と統一性、そして一貫した快楽性を成し遂げた傑作。聴いていて本当に楽しくなる。デーモン・アルバーンが改めてその才能を見せつけた一年だったと思う。クリスマスにニューアルバムのDLもするらしい。



その出自と刺激的な発言から、音楽以外のこと否が応でも注目されてしまうMIAの3rd「MAYA」。当然かも知れないけど前作、前々作と比べて純粋にクオリティが高くなっている。普通に踊れるし、歌詞が分からなくても気分がアガる。来年は4年ぶりの来日公演。楽しみ。



Underworldの「Barking」。今年聴いたアルバムの中で文句なしに一番カッコいい。音と光と映像でオーディエンスの理性を飛ばした10月のZeppTokyoでのライブも最高にカッコよかった。


以上5作品が2010私的Bestかな。ただ、アルバムというカタチでリリースされていないけどトム・ヨークのAtoms For Peace「Fox Theater 2010-04-15」は衝撃的なライブ音源だった(無料DLはコチラ)。これにまさる音楽体験はとうぶん無いのではないか、そう思ってしまう。



今年もたくさん音楽が聴けて嬉しかった♪

2010年12月18日土曜日

チャットモンチー@中野サンプラザ



チャットモンチーのライブ。会場はリリィに続きまたまた中野サンプラザ。クリスマス前だけど、セットはクリスマス使用。この時期は毎度のことながら街中はいたるところイルミネーションで都会の夜の美を感じます。

チャットモンチーのライブは初。アルバムは全部聴いていたけど、バンドの力をちょっと誤解していた。少年ナイフのように距離的に親密感のある会場でこそ最高のパフォーマンスをするバンドだと思っていた。なんか似てるし。

実際の演奏はスケール感があり、特にバラードの迫力は圧巻で、否応なしにカタルシスを得た。さすが武道館経験済み。大きな会場でも親密感をまったく損なわない絶妙なバランスで音を作り出していた。

3ピースのガールズロックバンドと聞くと、どうしてもナイフにいきついてしまう。だけどチャットモンチーはナイフのすごい部分を吸収して大きくなるのだと思う。すでに人気は申し分なし、これにじわじわと実力が備わってくる。これからは独走するかも知れない。

ニューアルバムが3月23日リリースとMCで発表。それに合わせて4月からはツアーがスタート。来年、最も活動を期待するバンドになった。

朝から活動する(朝活?)

東京の気温は12度。快晴。お出かけ日和の土曜日。でも明日は試験なので勉強する。いまはお昼休み。

帰国してからほぼ毎日、午前中に2~3時間は読書している。もう習慣化して、朝起きたらまず本を読んでいる。で、だいたい30分ほどで身支度をすまし、24時間営業のマ○クでコーヒーを飲みながら本の続きを読む。

だいぶ前から気になっていたのだが、朝7時~9時くらいの時間帯に、ビシッとスーツで身を固めた女性男性が、何か資格取得関連の参考書を抱えて勉強しているのをよく見かける。

どうやらこれが流行の「朝活」らしい。早朝の出勤前の時間を使い、趣味やお稽古事に励む。20~30代ビジネスマンの自己投資方の主流となりつつあるようだ。マ○クで見かける方々は一様にできるビジネスマンの雰囲気が感じられる。傍で仕事のためになりそうにない読書をしている自分に(殆ど僅かに)引け目感じる。

とはいえ「朝活」自体は別に新しくも何とも無い。私も高校時は毎朝柔道の「朝錬」でランニングをしていた。大抵の部活動はいま変わらずに「朝錬」をしていると思う。この「朝錬」も立派な「朝活」であると思う。

すごいと思うのは日本人の全体的な向上心、そして自己研鑽に対する姿勢だと思う。「朝錬」しかり「朝活」しかり、時間を限りなく有効活用して自身を成長させることに本当に余念がない。欧米だともっと科学的根拠に基いた活動が要求されるのだと思う。

話⇒少飛

ドイツとの国際競争力を比較に、日本人は働きすぎるくらい働かないと国際競争力を維持できないのか、と考えたことがある。時間単位の生産性を実は量でカバーしているのではないかと。いまでもときどきそう考える。

ただ、だからといってドイツのようなワーク&ライフバランスの導入が日本人に馴染むかどうかはちょっとわからないと思う。いまの若い世代も、やっぱり「朝活」が好きな立派な日本人なのだから。働き方を変えることはDNAを変化させることなのかも知れない。朝のマ○クでそんなことを考えた。

話⇒大飛

今夜はチャットモンチーのライブ@中野サンプラザ。「サンタが中野にやってくる」という名をうったライブ。どんなセットになるのだろう。楽しみ♪

2010年12月17日金曜日

デンジャーデイズ



久し振りの今日の1枚。マイケミカルロマンスの新譜「デンジャーデイズ」。今年の終盤で発売されたこの傑作は、きっと各誌の2010年ベスト・ディスクにランクインすると思う。

コンセプトアルバム的な内容だった前作と比べると、今作は一曲一曲に込められた熱量がすさまじい。なんでも"過ぎる"と良くないと思うのだが、ポジティブ過ぎるというのは案外いいものかも知れない。そんな気持ちになってしまうくらい突き抜けている。


ロッキンオン1月号のフロントマン、ジェラルドのインタビューが良かった。

「以前の僕は、義務のようなものを感じていたというか、人にカタルシスを与えるためにやる必要がある曲(キャンサー:息を呑むほど美しいメロディーなバラード)だと感じていたのかもしれない。でも今はもうカタルシスのためにやっていると思わないから」

ファンに対して真剣で、そしてなんとなく内面の優しさがにじみ出てくる言葉のように感じた。実際、ジェラルドの声は間違いなく優しくなっている。癒しではなく優しくなっている。

ブルーハーツでヒロトが証明したように、パンクロックの本質は優しさなんだと思う。不完全なもの、欠けているものに対する優しさ。今回のマイケミのジェラルドもそういうレベルで音楽をやっているのだと思う。

横浜アリーナでの二日間の公演も決定している。本当にすごいバンドに成長したと思う。必ず観にいく。

島根、「うん、何?」、中村ブレイス



最近、とっても島根に惹かれてます。いったことはまだ無いのだけれど。

まず、友人Aが「ここが世界の中心だ!!」といえる地域づくりを目指して島根の山村で持続可能な農的生活を始めたこと。そして島根の人と自然を描いた「うん、何?」をみて感動したこと。島根の宝、里見香奈さんの存在を知ったこと。樵のボランティアをしたときに島根出身の素敵な人とであったこと。そして、日経ビジネスの隠れた世界企業で島根の企業が紹介されていたこと。

そんなこんなで島根に急接近してしまいました。これはもう行くしかない。まっててね、島根さん。

映画「うん、何?」は素晴らしい作品だった。人と自然と地域の信仰や伝統が丁寧に織り込まれていて、まったく都会的でない濃い時間の流れを感じることができた。時間の密度って忙しさではなく、もっと別の何かなんだと、無理に表現すれば思う時間の総量なのかと。

主役の二人の若い俳優さんも素朴で、地に足の着いたしっかりとした演技をしていて好感を持てた。地道にこつこつ成長していってほしい。



(日経ビジネス:2010.12.6)

隠れた世界企業、中村ブレイスの紹介記事。フィリピンの現地で竹細工職人を指導して「竹義足」を製造。通常の義足が20万~30万するのに対し「竹義足」は500円ほど。これからが挑戦らしいが、まさに適正技術を活かした社会貢献ビジネスモデルだと思う。

「いつか世界の人に喜ばれるような社会にしたい」中村社長の創業時の目標。


このようにとっても島根に惹かれてます。いったことはまだ無いのだけれど。以上、島根の話題でした。

2010年12月15日水曜日

リリィシュシュ@中野サンプラザ



何度か紹介しているように、今年は映画「リリィシュシュのすべて」劇場公開10年を記念して、映画の再上映やリリィシュシュのニューシングル発表など、さまざまなイベントが開催されている。

そして、その極め付けがこのリリィシュシュのライブ。リリィシュシュの世界観を完全に再現した、ファンを虜にする素晴らしいライブだった。

アルバム「呼吸」からの全楽曲。そしてシングル「エーテル」など、2時間があっという間に過ぎ去る完璧なセットだった。途中のMCは一切なし、曲の終わりにも拍手がほとんど起こらない、緊張感のある独特な雰囲気に会場が包まれていた。

SALYUのVoは神秘的で、背景の音像とあわせて宇宙を感じる歌声を発していた。あの途轍もない緊張感を最後まで持続させたのだからすごい。ライブの持つ"一度きり"という醍醐味を存分に味わえた。

演奏が全て終了し、スクリーンにエンドロールが流れ、最後に「See You again, Not So Far」と映し出された。リリィシュシュのライブがまた観られますように。願わくば本格的に活動が始まりますように。難しいかな。

洗濯日和と(料理の話)

気温14度。朝は冷え込んだけど日が昇っていまは快晴。最高の冬晴れ。ここ2,3日あまりお日様を見なかったので絶好の洗濯日和。家事全般を上手にこなせるようになることを目指しているので洗濯も修行のひとつ。からっと乾いたシャツに袖を通すのは気持ちがいいし。

昨日、一昨日と試験勉強をしながら推理小説を二冊読んだ。あと、昨日は黒澤監督の「生きものの記録」を劇場にみにいった。これまたすごい作品で、いつかまとめて感想を書きたい。あとあと、昨日は身体から真剣に勝負をしているオーラが満ち溢れている素敵な人と少しお話することができて嬉しかった。


話⇒すこし変。

最近料理にこっている。といってもクックパッドをレシピに色々試し始めている程度。だけどこれが面白い。クックパッドすごい。実践してそのすごさを教えてくれたR子に感謝。

ご飯を作りながら考える。料理はコミュニケーション力の一つに同定できる。ご飯をつくること、そして一緒に食べることは最強のコミュニケーションになる。どんな人とでも仲良くなれる。なれなくとも料理を通じて何かを交わすことができる。

特に海外で生活すると料理のコミュニケーション力の高さを実感する。言葉でうまくコミュニケーションがとれなくても、お互いの国や地域の料理を紹介しあうことで、精神的にも物理的にもすごく距離が縮まる体験をしたことがある。

最近話題となった映画「かもめ食堂」「食堂かたつむり」なども、料理のもつ本質的なコミュニケーション力を描いている。料理を通じて人が繋がり、ご飯をたべることによって日々を生きていく。

そして料理ができることは、どんな環境でも生きていけるサバイバルスキルの向上という立派なおまけがついてくる。これは英語よりも真にインターナショナルな能力だ。

よく企業の求める人材にコミュニケーション力というのを目にするが、これは料理ができますか?という質問に変えてもいいと思う。話が飛んでしまった、けど本当にそう思う。

そういう訳で、いま料理を勉強していることは、ただ家事をこなせるようになること以上の意味を自分自身に付加しています。もう少し上達したら、友だちに料理をふるまってみたい。お菓子なんかも作って、何かの集まりに持っていてみたい。そんなことを考えています。

今日はこれから歯医者とリリィのライブ。歯医者はうんざりだけど、リリィシュシュは楽しみ♪

2010年12月12日日曜日



今日は茨城県のある里山に竹の下草刈ボランティアをしにいってきた。天気は快晴。気温も15度くらいで暖かな一日。空気が気持ちいい!

午前10時少し前から作業開始。終了の15時過ぎまでひたすら竹を刈る。刈った竹は、霞ヶ浦の湖の坊波材や水田の暗渠用材として使用されるそう。

里山は人の手による管理が必要で、それが無いと荒廃してしまう。今回作業した里山ではNPOが自主的に入って管理をしているらしい。全国各地で管理を必要としている里山はたくさんあるみたい。

お昼は豚汁。野外で食すのは反則的に美味しい。先日読んだ『武道的思考』の中で、人間はリラックスしている状態のときに分子レベルのパフォーマンスが高まる仕組みを有する、という話を読んだ。自然の中では恐らくそういう状態にあるのだろう。だから味覚が冴えるのだと思う。

久々の肉体労働で手の筋肉がぷるぷると痙攣する。次回の作業も参加する予定。



2010年12月11日土曜日

リリィシュシュのすべて



映画「リリィシュシュのすべて」劇場公開10周年を記念しての再上映会with岩井監督とのスカイプ対談会に参加してきた。

「リリィシュシュのすべて」は、私の一番好きかも知れない作品で、全国にコアなファンが多いことでも知られている映画。岩井さんも自身の最高作品と評価していた。

内容はいたるところで検索できるので割愛。最初に観たときから変わらない印象は、何だかよくわからないけど美しいもの。一度観たら逃れることのできない独特の世界観がある。

今回は上映後に視聴者と岩井監督との質疑応答があって、リリィの由来やあるシーンの意味など、質問に応える形で監督から映画が解説されていく流れが面白かった。

監督はどんな質問に対してもすごく誠実に答えていて、その声質や表情にファンを大切にしている意識がにじみ出ていて一流のプロだなと感じた。そしてますます好きになった。

来週水曜にはリリィシュシュのライブが開催される。チケットは何とかゲット。リリィの歌声にいまから感動している。テンションがあがる。




上映された渋谷の映画館前。快晴。建物群のカタチが10年くらい前にイメージした未来にみえた。

2010年12月10日金曜日

『環境教育善意の落とし穴』



近所の銭湯にいってきた。東京の銭湯にいくのはすごく久し振り。子どもの頃はよく友だちといってたのを思いだした。銭湯にいって、そのあとおでんやでおでん食べて。銭湯は下町の子どもの遊びだった。懐かしい、こころもからだもあたたまる。

今日の一冊。私が環境問題を考えるきっかけになった『環境破壊のメカニズム』の著者、田中優さんの一冊。『環境教育の落とし穴』。中高生向けに書かれた本だけど、大人が読んでもためになる。

環境問題、貧困問題を考え、行動するために知っておかねばならない必要なリテラシーを、とてもわかりやすく説明している。良かれと思ってやったことが逆効果を生む。行政や企業の責任がもっともらしい言い分で市民に転嫁されてしまう。そうことが日常的に起こりうる世の中。だから「善意の落とし穴」にな気をつけなければいけない。

全体的な文脈からは離れるが、本分では環境対策の先進事例としてドイツの炭素税を挙げている。炭素税自体は有名だが、それが企業の社会保険料負担を減らすための特定財源として使用されているのは知らなかった。これにより25万もの正社員雇用を生み出したらしい。

環境問題の解決策は社会や技術のイノベーションを促し、さらに雇用も創出する。これまで環境先進国の定義を「環境問題に対し行動したい市民が、身近で実践できるインフラが整っている」こと、と考えていたが、どうやら+αの修正が必要なようだ。

価格は1000円とまずまず手頃。ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思うお勧めの一冊。メディアリテラシーを学ぶ上でも非常に参考になる内容です。

2010年12月9日木曜日

サマーウォーズ



歯の工事が終わりません、すでに9回目。次から次へと虫歯が発見され、少なくともあと4回は通院です。年内に終わるかな。痛いししんどいです。

最近見た面白かったアニメです。「サマーウォーズ」。関係ないけど、今週末西武鉄道でメイドトレインというものが運行するらしい。日本が誇るアキバカルチャーを発信(発進??)するらしい(詳しくはこちら)。

サマーウォーズはこれぞ日本のアニメっていうくらいハイクオリティーの作品で面白かった。オタク的な世界観やキャラの微妙な揺れの表現はさすが。素人目にも映像技術は圧巻的だし、メイドもいいけどこれこそ誇るべき。

印象に残ったのは声優の仲里依紗さん。アニメ版「時をかける少女」では主役の声優をしてたけど今回は脇役で登場。まだ21歳らしいけど、はっとするくらいに上手い。ハウルでキムタクがみせたくらいの才能を感じる。これからが非常に楽しみ。

あと、ばあちゃんのことを思い、部屋に氷を運んだときのショウタ兄の表情がやさしいのがいい。ほんの一秒にも満たないシーンなのに胸を打ちこころを揺さぶられる。瞬間の世界を丁寧に作りこむ職人の技がそこにあると思う。そして表現することの奥深さをおもう。

2010年12月7日火曜日

ザ・クロマニヨンズ@渋谷AX



今日のライブ。クロマニヨンズ@渋谷AX。チケットは即日完売で会場は超満員。始まる前から熱気がむんむんで熱い。

今回は新譜「Oi! Um bobo」のツアー。セットは石器時代を通り越してなんかもう人類誕生みたいな感じ。表現としてではなく本当にプリミティヴなってきた、音も動きも。

「会場のみんなが何を期待してここにきているのか知らないけど、ロックンロールしかやりません」(ヒロト)

ライブは最高にカッコよかった。ヒロトの声、マーシーのギター、少年だった頃から相変わらずいつ聴いても胸に響いてグッときてしまう。この気持ちは何ともいえない。彼らの音楽で人生が変わったくらいだから。

来年も精力的にライブをやるみたいだから、また聴きにいきたい。

2010年12月5日日曜日

少年ナイフ@新宿レッドクロス



少年ライフのちょっと早いクリスマス特別ライブ@キャパ150人の新宿レッドクロス。小さな箱ならではの親密感が会場にあふれ最初から最後までとにかく楽しいライブだった。

「バナナチップス」「カピバラ」「かめのこたわし」「お寿司」「バーベキュー」「お掃除」。こんな多様なトピックを扱うライブをするのはナイフだけだろう。これでめちゃめちゃハードロックするのだから面白すぎる。

途中MCであったのだけど、来年ナイフは結成30年を迎えるらしい。そんなわけで原点回帰の意味を込め、初期のナンバーを結構やってくれた。さすがに30年前のナイフは知らなかったけど、サバス的なメタルリフが聴けて感動した。メタルだったんだ少年ナイフ。。

G,Voのナオコさんはさすがの貫禄。ガールズロックのアイコンです。印象的だったのはベースのリツコさん。ずーっと満面の笑顔で、すっごく輝いてて、照明よりも会場を明るくしていた。あの笑顔をみれただけでも来たかいがあったと思う。ソラニンの宮崎あおいよりも可愛かったし。

シンプルでストレートな音。へんちくりんな歌詞。アルバムを聴いていなくても楽しめるライブ。それが少年ナイフの真骨頂だと思う。来年は1月と3月にまた東京に来るそう。都合があればぜひこの楽しさを体験しに行ってください。

2010年12月4日土曜日

『地域は「自立」できるか』



昨日で歯医者が終わらなかった。。一ヶ月に7回も歯医者にかかったのは人生初。しかも今日は再度神経を抜かれるという工事のような治療。いったいいくつ虫歯があるんだー。


今日の一冊。公共経済学者、奥野信宏氏の「まちづくり」論。ここ最近読んだまちづくり関連の本の中では一番「いま起きている変化」に対する手ごたえを感じる内容だった。


「人口減少社会において、地域の活力と国の力をどのように維持し、向上させるかが課題になっている。その軸となるのは「人の移動と交流が生みだすダイナミズム」だろう。人の移動にともなって、もの・情報が流動し、地域間の交流と連携によって社会に新しい価値が生みだされる。」(本分より)


まさにこの交流と連携が、人と人、地域と地域、そして行政や企業、大学などあらゆる社会セクター間で生まれ、それが面となってひろがってきているのが「まちづくり」の「今」なのだと思う。

その他、話題のPFI事業についての考察や、地域づくりにおける範囲の経済論などのホットなイシューについてもわかりやすく論じられている。文章からはフィールドとセオリー組み合わせた実力のある研究者の顔が垣間見れ、信用できる。お勧めの一冊。

2010年12月3日金曜日

雨あがりのち晴れの空



東京は大雨が降ったり止んだりを繰り返して、雨があがると突き抜けるような青がひろがる快晴の秋空へ。

昨夜からの暖かい雨に都心の木々も嬉しそう。慈雨。雨の少ないモンゴルで雨の恵みを感じることを知ることができてよかった。雨の日も楽しい。



今日はこれから歯医者。約1ヶ月間、悪いところを徹底的に治す治療も今回で最後か、続くのか。はやくすっきりしたい。

布団を干して、食器を洗って、お出掛けします。

2010年12月2日木曜日

「ハルフウェイ」



今日の映画「ハルフウェイ」。北川悦吏子さん映画初監督作品でプロデューサーは岩井俊二さんと小林武史さんの名コンビ。岩井さんの関わった作品は自分の感性にとてもフィットして好きです。

北国の高校生の恋愛物語り。主演の北乃きいと岡田将生の魅力が爆発している。セリフは10代のリアルを追求するためにほとんどアドリブだそう。二人ともいい演技をしていると思う。

あと、主人公の親友役で仲里依紗も出演している。「時をかける少女」から彼女に惹かれています。なんか彼女以降からが新世代の役者さんって感じがする。そんなちょっとしたエポックメイキングな雰囲気をまとっていると思います。

主題歌はSalyuの「HALFWAY」。これが名曲。「リリィシュシュのすべて」に並ぶ存在感のある歌声を聴かせてくれる。映画音楽のミューズだねSalyuは。



2010年12月1日水曜日

今日は映画の日。「リトル・ランボーズ」「ハーブ&ドロシー」「ハリポ」



12月1日、師走、快晴。毎月一日と言えば映画の日。日本は普段1800円もするからここぞとばかりに3本みてきました。



まずは1本目。「リトル・ランボーズ」。超まじめだった男の子が悪友の影響でランボーにはまり、自分たちでアクションフィルムを撮影していくお話。英仏合作映画だけど、90年代に日本でも流行ったブリットポップ・フィルムを思い出す作品だった。

ストーリーはちょっとちぐはぐしていて決して良く出来ているとは言えないけど、そこが不器用な少年を描くうえで思わぬ効果を生んでいたように思う。ほんのりと温かい涙を誘う家族と友情の物語り。みてよかった。



2本目はいま話題の「ハーブ&ドロシー」。劇場前に長蛇の列ができてた。

ドキュメンタリーとしてはすこし主人公の二人を讃歌しすぎている気がしてあまり馴染めなかった。けど「審美眼」とはどういうものか、現代アートの楽しみ方とはどういうことなのかについて、自分の中の学びの装置が作動することができた。

印象的だったのはハーブさんとドロシーさんがアートを前にして「That's beautiful」とか「That's lovely」を連呼していたこと。というか評価の言葉はそれしか発していなかったように思う。あとは「Good」か。

本当にいいものに対する感想なんて結局はそういうものなんだよな、って思う。評論することをお仕事にしている人はさすがにそういうわけにはいかないのだろうけど、シンプルでストレートな言葉以外は案外余分な感情表現なのかも知れないと思った。



最後は「ハリー・ポッター」。映画と映画の間に本も読んでいたのでさすがに疲れた。。ハリポは映画だと「北の国から」のようにハリー、ロン、ハーマイオイニーの成長を見ちゃってるから最後まで見ないといけないだろ、という気持ちになってしまう。

映画は完全に小説のダイジェスト版でしかないのだけど、意外とワクワクドキドキして楽しめた。今回のは2部作の前編でシリーズ中もっとも暗い内容だったので早く完結編をみてすっきりしたいと思った。




一日中外にいて日も暮れた。夜もきれいな東京の空。