2015年11月29日日曜日

MONOEYES@ZEPPダイバーシティ

今年のサマソニでのライブが最高だったMONOEYES。メロディアスでアッパーなファーストを提げてのツアー初日。チケットも2800円と嬉しい安さでとても楽しみにしていた。ライブ自体はサマソニほどの高揚感は無かったものの、勢いを感じるよい内容だったと思う。特にLEDを排したこだわりのオールドスタイルの照明は、効果的に武骨な格好良さを演出していて良かった。

嫌だったのは、MCで細美さんが話をしようとした時にエールを送った女性ファンに対して「誰かそいつつまみ出せ、空気読めよ」みたいな発言をしたこと。自分が喋ろうとした瞬間を遮られたからと言ってその暴言はないと思う。それに空気を読まずにやってきた細美さん自身が空気読めなんて言っちゃダメだよ。

結局そのMC以降冷めてしまったのでアンコールを聴かずに帰ってしまった。別のMCで、自分たちはファンを選ぶバンドって言っていたから選ばれなかったのは仕方ない。音楽的には好きなバンドだから残念ではあるけど。

2015年11月17日火曜日

日本の貧困

2015/11/16 東京新聞

料金滞納で電気を止められ、灯りをとるために使用したろうそくが原因で火災。家で生活していた80代のご夫婦と15歳の孫が亡くなった。先月の話。ろうそくが原因の同様の火災は断続的に起きているという。

電気や水道といった生きるための必要最低限のインフラが保証されない日本の実態。これでも「先進国」としてのいっぱし自負だけは持っているのだから国民として情けなくなるし、すごい悔しい。困っている人に寄り添えるような社会になりたい。

2015年11月14日土曜日

映画「俺物語」

少し雨がぱらつく新宿。傘をさしている人とさしていない人の割合は半々くらい。私はささずに歩くのが好き。その方がロマンチック。

武骨な男子高校生の純愛物語という触れ込みの「俺物語」を観てきた。予想通りの展開にもかかわらず、主人公のリアクションがいちいち面白く、最後まで楽しく観ることできた。最近ではイチオシのエンタメ作品。

恋愛要素以外にも、友情であったり、人の気持ちを考えることの素晴らしさであったり、好きな人を想う真っ直ぐ気持ちであったり、嫌味一つない清々しい映画だった。自分が高校生だったら、間違いなく好きな子に観てもらいたい映画(それで共感してもらえなかったら泣くけど)。

主人公タケオの全てを包み込むような優しさに満ちた笑顔。ヒロイン大和の嬉しいこと以外に何の含みも持たない笑顔。この二つの笑顔がとても対照的だった。両者とも好演だったと思う。あとタケオが野球部の助っ人でホームランを打つシーンがバカみたいな迫力があって好き。


2015年11月13日金曜日

おおかみこどもの花の家

2015/11/13 東京新聞

「おおかみこどもの雨と雪」の舞台となった古民家。富山県の山奥に毎年1万人の観光客が訪れるらしい。映画の効果ってすごい。名作だしね。

映画に出てくる「雪」のこどもの頃にそっくりな友達がいる。元気いっぱい好奇心いっぱいで、笑うときはお腹を抱えてガハハーって笑う。自然がそのまま人の形をしたような、本当の意味で天然な女の子。美形なつくりをしているのに、そっかこういうのを「無駄美人」っていうのか。これはさすがに本人に失礼だな。

今日、たまたまその「雪」と知り合ったモンゴルで少しお世話になった大学教授から電話がかかってきた。何でも博士号を取得するために日本の大学院に留学しているとのこと。早速近々再開する約束をした。冬の大気汚染がなければもっと住んでいたいと思うモンゴル。懐かしい。

少しづつ冬に近付いている東京。ネオンで街も明るくなり始めた。寒くなると人と触れ合っていたいと思う。暖かいときよりもずっと。季節をこんな風に感じられるのはゆとりがある印のような気がする。もうすぐ空気が冷たい。

2015年11月11日水曜日

ルンタ@ポレポレ東中野



今日はチャットモンチーのライブ@武道館!の予定だったけど、変更して映画「ルンタ」を観に行くことに。上映後に池谷監督とシールズ安部さくらさんのトークイベントがあるということでこちらを優先。

映画はチベット人の中国政府に対する焼身抗議活動をテーマとしたドキュメンタリー映画。ルンタはチベット語で風の馬(ルン=風・タ=馬)というらしい。

焼身抗議活動があることはもちろん知っていたし、中国政府によるチベット人の人権を無視した弾圧など、本当にひどい息苦しい問題だと思っていた。しかしながら「焼身」による抵抗というのは、感覚として理解できなかったし、なんかちょっと違うんじゃないか、そう思っていた。

映画とトークイベントを通じて気付いたのは「焼身」は残された最後の手段としての抵抗だということ。そしてそれは非暴力である。だから理解できないという壁にぶつかって、そこで思考停止してしまうのではなく、その行動を受け止めた上で考え、自分の姿勢を定めなくていけないと思った。

池谷監督と安部さくらさんのトークも映画に対する理解を深める上でとてもよい話となった。安部さくらさんは、何というか「自分の言葉」を持っている人で、それは自分の意見をもっている以上に魅力的に感じた。自由であるために行動を続けなくていけない、とても説得力ある発言だった。

映画でみたチベットの風景は、草原が広がり、ゲルがあり、協力隊で滞在したモンゴルを思い出した。登場したチベット人たちの澄んだ瞳をみて「誇りある生き方している」と安部さくらさんは言っていたがその通りだと思う。草原の遊牧民たちは誇りを持って自然と生きている。自分たちと自分たちの国が大好きだ。

最後に、政治的に発言のできないチベット人に代わりこの映画のガイドを務めた中原さんはすごい日本人だ。現地で30年以上生活し、現地の人に受け入れられ、そして「チベット問題」を発信し続けている。池谷監督が現地で上映会を開いたとき、中原さんが熱烈な拍手で迎えられて涙したと言っていた。

焼身が終わり、非暴力の抵抗が実を結び、自由がチベットに訪れるように、これからも応援を続けたい。

日刊雑誌「東京新聞」

今日はここ数日のどんよりとした天気から一転して快晴。洗濯日和で嬉しい。「心が叫びたがっているんだ」のサントラを聴きながら穏やかな気分になる。

朝のコーヒーと東京新聞は日課。東京新聞は話題の幅が広く、日刊雑誌のような感覚で読んでいる。もちろん知るべき時事情報も豊富で一番信頼の置ける新聞でもあります。


まず、一番嬉しかった記事は、小学6年生が特許を取得したスチール缶とアルミ缶の分別ごみ箱。スーパーを経営する祖父が分別作業をしているのをみて思いついたという。素敵な話だ。


次に、考え方させられたのは斎藤美奈子さんのコラム。平和のための新憲法9条論が、結局は改憲OKの空気作りに貢献し、現政権の思う壺となってしまうという指摘。なるほどと思うがもう少し整理して考えたい。


もう一つなるほどと思った記事は、図書館の新刊本貸し出し1年猶予案についての記事。「図書館が貸し出すから本が売れない」という前提に対し、そもそも新刊を買う層と図書館で借りる層は重ならないという指摘もある。

確かに、借りる人ははなから「借りて読む」と決めているのであって、受け取るのが半年や1年後であっても平気で待つことができる。これは私自身の実体験にも当てはまる。

私なんかは狭い家に本が増えると困るから、何度も繰り返して読みたい本以外は図書館借りる。新刊本の小説も切実に読みたいもの以外は、他に読むものがたくさんあるので待つことができる。本が売れないことで、文壇が干上がってしまうのは問題だと思うのでなんとかしたいのだが…


最後は中国人留学生による「痛部屋」ビジネスの話。これ一度は泊まってみたいですね。ハマりそうな予感がします。日本人以外が始めたことのなんかちょっとすごい納得感があります。日本に萌えを期待して来日する外国人に受けるだろうな。


2015年11月10日火曜日

坂口恭平『幻年時代』


『独立国家のつくりかた』を読んで以来、その社会に対する考え方に共感してすっかりファンになってしまった。『現実脱出論』『隅田川のエジソン』『徘徊タクシー』『幸福な絶望』と続けて読んだがどれも抜群に面白い。坂口さんの途轍もない才能に怖いくらい凄味を感じてしまう。

本書『幻年時代』は、坂口さんの原点とも言える風景を眺めているかのような錯覚にふと落ち入る。たまたま同年代生まれということもあって、物語の中の生活感が懐かしく感じる。昭和も終わりに近付いた、これから始まる平成の世に、まだ純粋にワクワク感だけ持っていた時代。

物語とは別に本の造りも素敵だった。手触りに少しザラつきのある紙で、時間が経つとほんのり甘い香りを発しながら四隅が均等にきつね色に変わっていく。その紙の変化に合うように、上下左右に均等に充分な余白も用意されている。幻年時代というタイトルに相応しい造りだと思う。作品として大切にしたい一冊。

就活面接見直し

2015/11/10 東京新聞

仕事で大学生と接する機会があったので気になっている新卒採用。結局1年で見直すことになった。トライアンドエラーということだろうか。。

(建前上の)理由は学業に専念できる期間が逆に短くなったとのこと。こんな計画性のない大人たちが経営する企業に入って大丈夫なのか、学生たちにとってはいい参考になったのではないかと思う。

気になる内定率は昨年同様に85%程とのこと。変えようが変えまいがしっかりした学生はちゃんとやるし、そうでない学生はやらない。

新卒採用一括採用は、素晴らしい「同期」に出会えた個人的体験からあった方がいいと思っている。あとは先日見た映画「マイ・インターン」でやっていた採用方法なんかがもっと普及すると面白くなると思う。

2015年11月7日土曜日

We are Perfume


朝からぬるま湯のような天気。過ごしやすいといえば過ごしやすいのだが、あまりシャキッとしない感じ。特に歌舞伎町のような繁華街を歩くと2倍増しで湿っぽい。

今日はPerfumeファンとして必見のWe are Perfumeを見てきた。これがものすごく面白くて、そして感動的で、Perfumeを好きになって本当に良かったと心から思える素敵なドキュメンタリーでした。

World Tour 3rd を追ったこの作品は、台湾からシンガポール、LA、ロンドン、そしてNYと、各地のファンの熱狂や3人の舞台裏の様子を垣間見れて、それがとても新鮮だった。映像から伝わる海外のファンは日本以上の盛り上がり見せていて、世界中で愛されるPerfumeの存在を、改めてすごいと思うと同時になんか嬉しかった。

ライブの後のダメ出しmtgを経て、ライブ毎にセットリストに改良を加えていることにトップアーティストの矜持を感じたし、ファンが求めるPerfumeをトコトン追求している姿勢にあるべきプロの姿を見せられた。キャリア15年の積み重ねの大きさは伊達じゃないし、それでもまだ26歳という年齢にまだまだの可能性を感じさせられる。偉大だ。

最後に2年後の大きな目標も聞けて、これからがますます楽しみになった。人に元気と感動と生きる力を与える類稀な存在。ずっとずっとずーっと応援していきたいと思う。

見てね。

2015年11月6日金曜日

叙勲を断った人

2015/11/6 東京新聞 朝刊

ここ最近PCを起動するとやたらとWINDOW10の無料アップデートを推奨される。今日はすでに世界で1億人がアップデートしています。と出た。ますますしたくなくなる。

今月3日に秋の叙勲受章者が発表された。このことには全く興味がないのだが、過去に「天皇の叙勲」を断った人々がいることに興味をもった。

日銀総裁だった前川春男さんは、駆け出しだった経済素人の新聞記者に対しても、きちんと目を見て親切丁寧に質問に応じたというエピソードを東京新聞で読んだことがある。さらに叙勲辞退の理由として、自分はただ仕事をしただけであって、人に序列をつけるのはしょうに合わないと話されていたとも。

国民栄誉賞を辞退したイチローの理由もさすがだと思う。カッコイイ人はどこまでもカッコイイものだと羨望すら超えてしまう。

2015年11月5日木曜日

夫婦別性について


社説の論旨とはずれるが、姓を変えるのは今でも96%が妻だそうです。私は4%に属しているのか~と思うと何だか得した気分になります♪姓を変えた時の理由も大したものではなく、その方が楽しそうだったから。変えられる機会も滅多にないし。本当にどっちでもよかった。

実際に不利益を被ったのは、免許やパスポート、それと銀行口座名義の変更手続きくらい。あと、本人指定の郵便物が受け取れなくて困ったことも。5年近くたってそれくらいです。どちらかの姓を選ぶのなら、もっと多くの男性が変えることを選んでもいいんじゃないかと思う。

2015年11月2日月曜日

心が叫びたがっているんだ

日曜のファーストデイ。新宿の映画館は朝からすごい混雑。秩父市が舞台ということで前から気になっていた「ここさけ」を見てきました。人を感動させる力を持った素晴らしい作品で、最後の方はやっぱり号泣。相変わらず涙腺がゆるいです。

映画の内容は、爽やかでありほろ苦くもあるザ・高校生青春群像劇。登場人物たちの雰囲気が、自分が高校生だった約20年前と比べてもそれほど変わっていない気がして懐かしかった。あと、クラムボンのミトさんが歌う途中の挿入歌がすごく良かった。少し暖かくて少し切なくて。サントラ買おうかな。

制作スタッフは「あの花」の超平和バスターズさん。どんな次回作がくるのか、今からとても楽しみです。願わくばこの路線でもう一度秩父で。

2015年10月29日木曜日

Perfume@武道館

初めてPerfume観た東京ドームライブから早5年。今日はメジャーデビュー10年となる記念ライブ@武道館。チケットは何とか抽選で取ることが出来てラッキー。今回は転売防止のためか入場の際に身分証確認がある。この方針には賛成。

今回のライブはすごろくでセットリストをその場で決めるというユニークな構成。しかもメンバーの他に観客をステージにあげてサイコロを振らせる。当たったファンは二人とも女性で感じのいい方たちだった。それで肝心のセットリストは、

1.FAKE IT
2.NIGHT FLIGHT
3.コンピューターシティ
4.Pick Me Up
5.シークレットシークレット ※
6.スウィートドーナッツ ※
7.微かなカオリ ※
8.Twincle Snow Powdery Snow ※
9.彼氏募集中 ※
10.GAME
11.STORY
12.Party Maker
13.P.T.A.のコーナー
14.ワンルーム・ディスコ
15.Dream Fighter
16.チョコレイト・ディスコ
17.Puppy love
アンコール
18.STAR TRAIN

※印がすごろくで決まったセットリスト

すごろくには、他にも「ねぇ」「レイザービーム」「未来のミュージアム」もあって聴きたかったけど、まぁ仕方ない。「スウィートドーナツ」「彼氏募集中」っていう結成初期の曲を聴けたのが記念ライブっぽくて良かった。

恒例PTAコーナーのあとは怒涛の展開。特にワンマンでは長らく演っていなかった「Dream Fighter」には鳥肌が立った。この曲が一番好き。アンコールは新曲「STAR TRAIN」。新しい何かが始まる予感を感じる。来年はALのリリースがあるだろうか。いい加減にファンクラブに入ろうと思った。(が、会場で申し込みしたらQRコードを読み取る環境がなくて入れなかった…)


2015年10月22日木曜日

YEN TOWN BAND x Lily Chou-Chou



今日はLive For The Nextというライブイベントに行ってきた。目的はYEN TOWN BANDとLily Chou-Chou。どちらも岩井俊二監督の映画ではまった音楽。Lily Chou-Chouは5年前に中野で観て、映画の世界観をそのまま再現したかのようなライブに衝撃を受けた記憶が残っている。

イベントのオープニングはamazarashiというバンド。全く知らなかったのだが、タイトで引き締まった演奏がとても良かった。映像を駆使した演出もダイナミックでカッコよかったし、また見たいと思った。

その後30分のセットチェンジを経て、いよいよLily Chou-Chouの登場。今回はLily Chou-Chouというより、salyuっぽさが前面にでた躍動感すら感じるライブだった。映画のイメージが強すぎてやや違和感はあったものの、滅多に見れないので全てが貴重に思えてしまう。

Lily Chou-Chou終演後、そのままの流れでYEN TOWN BANDに突入。おそらく9割以上がYEN TOWN BAND目当てだったのだと思う。会場は瞬間で沸点に達した。チャイナ服を着たcharaはスクリーンからそのまま飛び出したような雰囲気で意識がタイムスリップする。すごくいい。

一枚しか出していないALから盛り上がるナンバーを惜しみなく叩きつける。新曲や新曲になりつつある楽曲まで披露するサービスっぷり。YEN TOWN BANDで演ることの特別さをバンドも楽しんでいる様子が伝わってきた。

ラストは勿論あの曲で締める。chara名義のライブよりも歌っている時の身体表現に艶を感じた。これっきりで終わるのはもったいなさすぎる。再演を熱望する。

透明の棋士、著者のトークイベント

北野新太『透明の棋士』

棋士の素顔や、対局の裏側に隠された物語を知るのは、将棋ファンにとって一番の楽しみ。棋譜は理解できなくても将棋を楽しむことができる。新聞記者の北野さんの『透明の棋士』は、正に見る将棋ファンを惹きつける一冊。暖かく人情味溢れる文章で読後にとても優しい気持ちになれる。

昨夜は、北野さんと瀬川五段、本田女流三段のトークイベントに行ってきた。新宿南口紀伊國屋のイベントスペースは5分前に着いたら既に立ち見の盛況。意外に若い女性が多く、見る将棋ファンの裾野が広がっていることを感じさせる。

トークイベントは北野さんが二人の棋士に質問をする形で進行する。最近の対局についてや、本で紹介したエピソード、好きな本や恋愛の話題など、話は様々な方向に飛んでまるでちょっとしたバラエティ番組。全員、話すことは不慣れと言っていたが普通に面白かった。

何か特別な話を聞けたというわけではないが、参加した三名のそれぞれの人柄が素敵で、また一段と将棋を身近に感じることができたように思う。棋士の方の負担になってしまうが、こういう機会がもっとあると嬉しい。

2015年10月21日水曜日

水曜日の東京新聞

東京新聞 2015/10/21

一週間の中で水曜日が一番好き。小中高大学と放課後が長かった気がする。映画の割引もあったし。

東京新聞の水曜朝刊には、毎週楽しみにしている若者の声という読者投稿コーナーがある。10〜20代の若者が社会に対して思っていることなどを率直に発言している。 大人が書く文章と比べて、思考から文字までの距離が短い気がして良い緊張感を持って読むことができる。若者のならではの大切にしたい表現力だと思う。

今日のミラーに掲載された八丈島の高校生の記事も良かった。「音楽で八丈島に活気を」というタイトルの短い文章で、自分が成長できたこと、そのきっかけに対する感謝、そして自分の進路と夢について、まっすぐに語っている。私は八丈島のファンで何度か訪れているが、八丈島JAZZフェスは知らなかった。来夏はぜひ参加してみたい。


夙川ボーイズ

今日は、個人的に一番ロックンロールをしていると思うバンド、N夙川ボーイズのライブに行ってきました。映画モテキでピックアップされて以来、もう10回以上はライブに行っているのだけど、いつみてもデビューしたてのバンドのような初期衝動を感じる演奏です。今日はセットリストに初期の楽曲が多く、とりわけその傾向を強く感じました。

必要以上の音量に過剰なまでのシャウト。どう考えてもクアトロのキャパにあっていない音圧で、せっかくのグッドメロディが潰れてしまったのは残念。でも、それも含めてロックンロールなんだっていうのは十分伝わっってきた。圧巻は本編ラスト前の「バンドがしたい」。唯一この曲だけが今日の音圧をフォローしていて最高の迫力をみせた。

アンコールは定番の「物語はちと不安定」で締めた。この曲で毎回シンノスケがダイブするのだが、その飛距離がとんでもない。前にAXで見たときは2回席まで行ったし。。今回はクアトロの半周して客席後方まで行き、そこからダイブしてステージまで胴上げで戻った笑。フロントマンのマーヤが「今日は最高に楽しい!」と何度も繰り返していて、本当に楽しそうだったのが印象的だった。

2015年10月20日火曜日

スターバックス物語

『スターバックス物語 はじめて明かされる個性派集団の挑戦』

モンゴルから帰国し、日常的にスタバに行くようになってから約5年。この5年間の生活はスタバ抜きには考えられない。本当に私自身のサードプレイスとして活用させて頂きました。今更ながら、スタバのことを知りたくて、関連書籍を読み漁っています。

今回読んだのは、日本にスタバが定着するまでの軌跡を、創業に関わったメンバーが紹介する一冊。サザビー創業者の鈴木陸三さん、その兄でスタバ初代CEOの角田雄二さん、そしてスタバ創業者ハワード・シュルツさん。この3大立役者が織り成す舞台裏の熱狂が伝わってきて心を衝き動かされる。とても面白い。

本筋とは違うが印象に残ったのは対話(交渉)する時の「対等」をキーとした姿勢と、対話そのもの大切さ。また「説明責任」という言葉を、①相手が「正しく事実を理解する」、②その説明が「腑に落ちる感覚があり納得できる」、③そして「心から共感する」と三段階に分けて捉えるとしていることは非常に参考になった。

人に感動を与えることのできる企業には感動する物語がある。この法則は崩れない。

2015年10月19日月曜日

ミッション

『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』

スタバのドリップコーヒーを飲みながら東京新聞を読むのが毎朝の楽しみ。この快適な環境を提供してくれるスタバを知りたくて、最近はスタバ関連の本を連読しています。

著者は元スタバCEOの岩田さん。本人の人柄がそのまま文章になったような、読み手を大切に思う気持ちが伝わる気持ちの良い本だった。

ミッションを持つことが人生を豊かで面白いものにする。ということを、本人の体験談や、CEOを務めたボディショップやスタバで実際に起こったエピソードをもとに説いている。普通に書いたら「いい話」で終わってしまうのだが「なぜそうなったか」をきちんと理由付けしているので説得力がある。

読後に、ワクワクして元気になってやる気が湧き起こって脳がスパークする。ビジネス本の醍醐味が詰まった自信を持ってお勧めできる一冊です。



メモ: 第5章「自分のミッションを作る7つのヒント」

・働き方ではなく働く目的を考える
・自分・ミッション・会社は三位一体で成長する
・「私」を無くす
・3つの輪は何か考える
・ミッション探し、自分探しの旅はずっと続く
・自分の存在を肯定する
・「自分はまだまだ」の気持ちが成長を加速する


2015年10月17日土曜日

スタバに定案



はじめまして。いつもおいしいコーヒーをありがとうございます。突然ではありますが、一つご提案があります。相席カードというものをレジに置いてみるのはいかがでしょうか?

という定案をスタバにしてみました。できるといいな!相席カード。

2015年10月15日木曜日

スターバックス


スタバの接客がすごい。どの店舗に行っても9割5分くらい心地よい対応をされる。働いているスタッフも楽しそうにみえる。スタッフ教育がしっかりしているのだろう、と思ったけど、どうやらそれだけではなさそう。『スターバックスのライバルはリッツ・カールトンである。』は、対談形式の本で読みやすく、そしてとても分かりやすくスタバのすごさを説明している。

本書には「おもてなし」「ブランド」「ミッション」など、スタバのすごさを読み解く色々なキーワードが登場し、それらに紐付いたストーリー紹介も充実していて面白く、そして参考になる。個人的には「修身」が一番包括的で大切にしたいキーワードだった。

修身は教養や知識とは違い「どうあるべき(how to be)」かを考え、長い期間をかけ、実践を通じて育てていく「道」のような概念だと感じた。社会や経済が効率性を高める過程で、育てていくことをおろそかにしてしまったものだと思う。元リッツの高野さんも元スタバの岩田さんも、すべての土台に修身があり、その上にこそ行動が根付くと言っている気がする。

第1章「ホスピタリティはいかにして生まれるのか?」は、働くことの心構えについて書かれていて、この章だけでも冊子にして来春の新卒者に配りたいくらいの内容だった。

2015年10月13日火曜日

マイ・インターン

新宿経由で通勤するようになってから、やたらと新宿ピカデリーに行くようになった。一回見ると次回は1200円で見れるのが嬉しいサービス。数えてみたら今年になってから20本みてた。昨日みたマイ・インターンはその中でもベストな作品だった。

シニア世代がもうひと花咲かせるエンタメ作品や、働く女性を応援するトレンディドラマはもはやテンプレ化しているけど、この映画はその既存のテンプレを掛け合わせてイノベーションを起こしてしまったような作品。馴染み深いのにものすごく新鮮に感じた。

印象に残ったのは、冒頭の採用シーン。自己紹介をYouTubeで送り、その後一対一の面談を別々の人と3回行う。それもかしこまった感じではなく、カフェで雑談するようなフランクさで。センスを感じる採用方法だと思った。アメリカだと一般的なのかな??

この映画、予告編だとその面白さや素晴らしが残念ながら伝わってこない。逆に言えばインパクトで勝負する作品ではなく、丁寧な心情描写と一つ一つの場面の美しさで観客を惹きつける内容となっている。あと、これぞザ・ジェントルマンと言わんばかりの役を演じるロバートデニーロの、ほんわかとする可愛らしさを見れるだけでも価値があると思う。

2015年10月11日日曜日

独立国家のつくり方→気になる人

坂口恭平さん。こんな面白い人を今まで知らなかったなんてとっても損をした気分。図書館で彼の作品を借りられるだけ借りて読み始めているところです。

それで次に読んだのが坂口さんと渡辺京二さんの対談が冒頭に掲載されている『気になる人』。対談と言うより坂口さんに対する渡部さんのインタビューで、150キロの直球で内角を抉るような質問がすごかった。坂口さんも普通に打ち返していたし。50ページにも満たない短い対談だけど、坂口さんの思考に対する理解がとても深まる内容だった。

渡部さんは『気になる人』で坂口さんの他にも何人かインタビューされていて、そのどれもがアットホームな雰囲気があって、まるでその場にいるような心地良さがあった。今まで読んだことのない対談だった気がする。渡部さんと相手の方が「熊本」という共通点で結び付いていたからかも知れない。インタビューする側とされる側の理想の関係の一つとして、この本はありなんじゃないかと思う。

2015年9月28日月曜日

日本に絶望している人のための政治入門

Amazonのレビューで好評と酷評が半々くらい(9/28現在)だったので、当たりハズレにドキドキしながら読み進めました。結果は当たりでした。☆は4つくらい。

最後の「日米同盟と沖縄」と「沖縄県知事選とアメリカとの付き合い方」が、これからの沖縄問題を考える上で参考になった。国際的視点と国内的視点、そして時間軸を移動しながらの論考は、国際政治学者の肩書きに恥じない内容だった。

いずれやってくると予想する「米国の撤退」から、アジアの経済・政治・安保分野における協力と統合を主導するために、沖縄の地政学的利点を生かした「アジアのハブ」化は、本書の中で一番挑戦的な提案に感じる。

自身の立場を自覚し、誤解を恐れず書かれた文章は、納得できなくても好感を持てる。ただ本のタイトルが内容とあまり関連がない気がする。日本に絶望している人がこの本を読んでも、著者のいう「正しく絶望」した後の希望には繋がらないのでは。

2015年9月27日日曜日

ツバメと駅員さん

仕事で面白い話を聞きました。長年都内でツバメの生息状況を観察して来た人の話です。

昔は山手線の各駅にツバメが巣を作って生活していたそうです。改札で切符を切る駅員さんがいたから、天敵のカラスも警戒して近寄らず、安心して巣作りができたようです。そういえば、昔はものすごい早さで切符を切る駅員さんがいましたね。

時代が進み、改札がオートメーション化されると、切符を切る駅員さんたちは改札から姿を消しました。もちろんツバメのガードマンとしていたわけではないので仕方ないことです。でもツバメにとって駅は安心して巣作りできる環境ではなくなってしまいました。

切符を切る駅員さんとともにツバメも次々に姿を消し、いまではツバメの巣をほんの僅かしか見つけることができなくなってしまったそうです。

また、私は知らなかったのですが、昔の家にはツバメが出入りできる窓が付いていたそうです。この窓もエアコンの普及とともに冷暖房の効率が下がることから塞がれ、今では田舎の家でたまに見かけるくらいになってしまったとか。

人間の営みと野生のいきものの生存環境は密接に結びついている。だけどその接点は普段の生活では気付くことがとても難しい。いつも手遅れになってからでしかそのことに気付けないのは、圧倒的な強者であることの傲慢さなんだと思う。

2015年9月12日土曜日

安全<見た目

食品添加物の話。食品の見た目をよくするために、着色料や発色剤などの添加物が使用されているのは周知の事実。そして食品添加物の健康リスクも認知度が高まってきている。それなのに使用され続ける添加物。個人的にはやめてほしい。

安全<見た目 ⇒×
見た目<安全 ⇒◎

食べものに限らず安全安心は優先させるべき。

あとは味の問題。見た目=味、ではないのだから、添加物はいらないでしょう。

湾岸戦争のトラウマ 9/12東京新聞社説


安保法案制定を目指す安倍首相には、お金だけでは国際社会から評価されなかった湾岸戦争でのトラウマがあるという内容。

自分に対する自分自身の評価のベクトルが、
⇨⇨⇨⇨⇨ だったときに、評価してほしい相手からのベクトルが
⇦⇦       だけだったら、それは当然ストレスになる。

今回の話に限らず、会社における上司と部下の関係でもよく起こることだと思う。

このベクトルの差を小さくすることが正しい評価だと思うし、できればそうなるべきだと思う。ただし、現実はきっとそうならない事の方が多い。

そういう時にどういう態度をとるか、正解は無いが、どういう人格を育てるかに関わる大きな問題だ。個人的には忍び、評価にとらわれずに自分自身が納得(満足)できる成果を目指すことがオススメ。そういう人は将来、同じ壁にぶつかる若い世代に対して「正しい評価」ができる人になる。

2015年9月11日金曜日

夜の将棋教室part2

前回大人気で即日完売したイベント、夜の将棋教室に行ってきました。今回も情報公開日に即完…電王戦以降、将棋人気は着実に⤴️

今回の出演棋士は、佐藤九段、藤井九段、鈴木女流二段、山口女流初段、井道女流初段の5名。実に豪華な顔ぶれ。ほんとうはもうひと華ほしかった。

イベントは将棋教室の名に相応しく、指導対局と過去の対局の大盤解説という内容。素人がプロの将棋を楽しむにはやっぱり解説は不可欠。佐藤九段、藤井九段と女流棋士の掛け合いも面白かった。

定員50名。とこじんまりとした会場で棋士たちとの距離も近く、ファンにとっては満足度の高いイベントだったと思う。ただ、棋士とのポラロイド撮影が1回2000円。色紙1枚2000円というのは高かった。指導対局1回2000円は妥当だと思うが、ポラロイドで2000円というのはいかがなものか...(撮影者が中村修九段というのはある意味2000円以上の価値はあるが)

このイベントpart3も予定しているとのこと。毎日将棋連盟のHPをチェックしないと...

2015年9月10日木曜日

戦場ぬ止み


戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)を見てきました。辺野古基地反対運動を追ったドキュメンタリー映画です。沖縄の民意を踏みにじる政府の暴挙は何としても止めないといけない。改めてそう思います。

この映画で描かれているのは、おかしいことはおかしいと、声を上げ行動する人々の生き様。それができないと今を生きる子どもたちや、その先の世代に大きな負の遺産を残してしまうということ。当然、原発や安保の問題とも重なる。

一人でも多くの人が当事者になって考えなければいけない問題だから、一人でも多くの人に見てもらいたい映画です。

2015年8月20日木曜日

夏休みの宿題代行サービス

今日の東京新聞。夏休みの宿題代行サービスなるものが売れているらしい。

それって教育的に間違ってない???

進学校を目指す一部の生徒たちにとっては、学校の宿題はレベルが低く、やる価値が無いらしい。なので、代行業者に任せた方が時間を有効活用できるとのこと。

一理あるような気もするが腑に落ちない。解答を丸写しで提出するのと比べても何か間違っているんじゃないかと思う。

要するにコレは親のズルだ。親が子にズルする姿を見せちゃいけないだろう。

2015年8月13日木曜日

サマソニまであと2日!!

今年もやってきましたサマソニの夏。モンゴルに行ってた時を除き、毎年欠かさず参加しています。

残念なことにパッションピットがキャンセル(涙)になって、その影響で二日券を売って土曜の一日券を買いなおしました。。

ということで初日のみの参加となりました。

WOLF ALICE

ご飯休憩

ALL TIME LOW

BABYMETAL

MONOEYES

RADWIMPS

マリリン・マンソン

いつになく邦楽バンド中心のプランを考えています。

マリリン・マンソンは何気に初めてみるので超楽しみ。できるだけ前の方に行こうと思います。あとは細美さんの新バンドMONOEYES。出たばっかの1STがカッコよかったから期待大です。BABYMETALは働きすぎで倒れないか心配。

あと2日。楽しみだ!

2015年8月1日土曜日

第9期マイナビ女子オープン予選!

8月1日。ファーストデー。今月は映画じゃなくて将棋です!

念願のマイナビ女子オープン@マイナビ本社に行ってきました。最高に分かり難い会場に入ると、早速里見咲紀アマに遭遇!いきなりテンションMAXです。里見咲紀さん、ちょっとギャルっぽい感じが似合ってて可愛かった!

その後も続々と女流棋士たちが会場入り。ネットや雑誌でしか見たことのない憧れの棋士たちが目の前に!!すれ違っていく度に卒倒しそうになります(本気で)。

予選1回戦。午前の部は、長谷川優貴女流二段VS室谷由紀女流初段の席に張り付きます。二人とも好きな棋士ベスト5に入るのでどちらを応援していいか悩みます(対局は室谷女流初段の勝ち)。

予選1回戦午後の部では、いま最も注目を集める美少女棋士竹俣紅女流1級が登場。初めて生で見たけど、思っていたよりちっこかったです。

そしてそして、一番の目当てだった里見香奈女流名人の登場です。出雲のイナズマはやはり違いました。身に纏っているオーラが。絶対王者の風格が会場を支配します(この日二連勝で女流棋士の連勝記録を更新。20連勝)。

今回の予選最大のドラマは何といっても飯野愛女流1級VS高浜愛子女流3級。高浜女流はこの対局に勝つと女流プロ資格である2級に昇格。年齢制限のリミットが迫る中、何としても勝ちたい対局。

試合は大熱戦の末、飯野女流の勝利。対局後のインタビューでは途中声を詰まらす飯野女流。高浜女流とは育成会同期でプライベートでも仲がよいらしい。高浜女流のこの一局にかける思いを知ったうえでの勝利。

来月から始まる本戦。高浜女流を破った飯野女流は室谷女流と。里見女流名人は甲斐倉敷籐花とタイトルホルダー対決。推し棋士の中村真梨花女流三段は和田あき女流初段と。楽しみです!

2015年7月26日日曜日

フジロック2015

フジロックに行ってきました!今年はMUSEがトリの二日目だけ。

上原ひろみ

21pilots

SFA

デッドマウス

MUSE

個人的に鉄壁の流れです。笑


やはりというか当然というかMUSEは別格だった。予め凄いということが分かっていながらも、その予測を上回る凄さみせるのだからさすが。

念願SFAもみれたし、大満足のフジロック。。と思いきや、残念なことが二つ。

①禁煙エリアでタバコ吸ってる人が多すぎ。危険。怖い。
②トイレ以外で放尿している人が多すぎ。特にグリーンステージの後ろ。汚い。

観客のマナーに頼ってここまでやってきたフジだけど、そろそろ限界かなと思った。主催者には開演前のスクリーンでマナー徹底を呼びかけてほしい。

2015年7月8日水曜日

オリンピックへの提案

確か東京新聞の読者投稿で面白い意見があった。

オリンピックの開催地を発祥の地であるアテネに固定したらどうか、という提案。高校野球といえば甲子園。ラグビーといえば花園。オリンピックといえばアテネ。●●といえば××といった聖地作り。

そうしたら会場に左右されず記録に公平性がでるし、招致合戦で馬鹿みたいなコストがかかることもない。IOCの接待費は半端無いだろうな。

意外といいんじゃないかと思った。この提案に一票です。

2015年7月2日木曜日

バケモノの子


今日はバケモノの子の試写会!楽しみ過ぎて昨日はあまり眠れなかった(笑)

成長した主人公が、人間界の悪と戦う。そんな想像してた内容とはだいぶ違ったけど、期待通りのとても面白い映画だった。欲を言えば成長した九太の格闘シーンをもっと見たかったかな。

真っ直ぐで、不器用で、ぶつかってばかりだけど、自分の気持ちに嘘はつかない清々しい物語。大切な人とまた見に行きたい。

2015年7月1日水曜日

ビリギャル

今月のファーストデーはビリギャルです。原作は未読。

途中で何回泣いたか分からないくらい感動的なお話で、私の泣き回数の記録更新したかも…。とても優しく、励まされる、素敵な映画でした。

印象的だったのは自転車で土手を駆けるシーン。何かが変わる、何かが動き始める。その一瞬って自転車と土手の組み合わせが似合う。未来を象徴する乗り物と場所なんだと思う。

モデルとなった主人公は、慶應卒業後にウェデングプランナーとなり、結婚したって東京新聞で紹介されていた。とことん幸せが似合う人だ。

2015年6月25日木曜日

TPP出張費2年間で9億円

2015/06/25 東京新聞 朝刊

TPPの出張費が2年間で9億円を超えたらしい。大臣や次官クラスはファーストクラスが利用できる規定もあるという。ビジネスの交渉なんだからそこはビジネスクラスでいいでしょ。

子どもの貧困とか、子どもの貧困とか、子どもの貧困とか、この国の未来のためにもっと優先すべき税金の使途はあるはず。

国の代表なのだから、エコノミーで行けとか、ゲストハウスに泊まれとはさすがに言わない(日本の代表の高原選手はエコノミー症候群になってひどかった)。でも、必要以上の贅沢を税金ですべきではない。政治家も官僚も志の職業であるべきだと思う。


2015年6月24日水曜日

BABYMETAL@幕張メッセ

今日のライブ。BABYMETALの天下一メタル武道会。会場は幕張メッセ。今年1月にもメッセでライブを演ったけど、今回はその時の4倍くらい大きなホール。向かう所敵なしの勢いを感じる。

MCを挟まずに約90分一気に駆け抜けた。スクリーンに映し出されたSU-METALが、あまりにもストイックな雰囲気をまとっていて、全て終わったら壊れてしまうんじゃないかと不安になった。可愛さを押し込めたカッコよさが際立っていたように思う。

ワールドツアーの次はサマソニ、そしてZeppも決まった。ファンとしては嬉しいが間違いなく働き過ぎで複雑な気分になる。できれば少し休んで、新譜を携えてまたもどっきてほしい。

ライブは音も演出もすごく良かった。

2015年6月20日土曜日

読み返してみると面白い(笑)

過去の自分のブログ。読み返してみると面白い。いいこと書いてるじゃん。って思う記事がいくつもある。

結論。書き続けないと感覚が鈍る(当然です)。

でもね、4年前の3.11からずっと塞ぎこんだような状態になっていて、抜け出せないんです。世間じゃほとんど過去のような扱いになってしまっているけど、未だに責任の所在がないまま原発回帰だとか、支援打ち切りだとかになっていて、何なんだろうって思います。

無理して前向きになる必要はないと思うし、悲観的になり過ぎるのもよくないと思うし、たんたんと眺めながら毎日をやり過ごしている感じです。

時間がかかってしまったけど、そろそろ踏ん切りをつけ、いまの社会に対する態度を改めないといけないなと、自分のブログを読み返して、そう思いました。

18歳からの選挙権

賛成です。18歳からの選挙権。16歳からでもいいのではないかと思う。私は小学生の時から選挙に参加したかった。ちょうど5年生のときに消費税が導入されて、選挙権もないのに勝手に決められて腹立たしかった。

クリスティーン春香さんが言ってた。「大阪都構想選挙は若い世代に賛成が多く、年齢が上がるにつれて反対派が多くなってた。18歳~19歳が参加すれば結果は違っていたかも知れない」と。

あとは選挙に行かない50%の20歳以上をどうするか。そして違憲判決の出た小選挙区制度をどうするか。

2015年6月19日金曜日

TOEIC伸び悩み

5月に受けた結果をネットで確認。今回は800点。前回が765点。前々回が855点。目標の900点まで伸び悩みです。

毎回リスニングは440~460点。なので課題はリーディング。特に文法が弱いということまで分かっているの集中的に鍛えないと!

2015年6月16日火曜日

女子YAMADAチャレンジ杯に期待

今年から始まった新女流棋戦「女子YAMADAチャレンジ杯」。女流選抜15名とアマ選抜1名のトーナメント戦。低段者中心のフレッシュな顔ぶれが特徴の棋戦。

女流棋戦は通常の棋戦と比べて数が少ないので、女流棋士の対局数も比例して少なくなってしまう。もっと女流将棋を見たいファンにとっては女流棋戦が増えるのはとてもありがたい。

今回の参加者の中で推しメンは山根ことみ女流初段。初戦は無事突破し、本戦に進みました。倉敷籐花でも順調に勝ち上がっているので嬉しいです。

2015年5月24日日曜日

辺野古移設反対ヒューマンチェーン

5/24日、本日14時より国会周辺で辺野古移設反対・米軍基地全撤去に向けてイベントがありますね!

https://henokorelay.wordpress.com/2015/05/21/human_chain-2/

沖縄にこれ以上米軍基地は要りません。

話→変。今期の倉敷藤花注目の一戦、里見香奈vs香川愛生は里見香奈の勝利。しつこいけど携帯中継で見たかった。。将棋連盟さん、宜しくお願いします!

里見さんは来週甲斐女流王位とのタイトル戦。こちらも楽しみです。



2015年5月16日土曜日

5/22日、里見女流名人 対 香川女流王将

来週末、待ちに待った里見香奈VS香川愛生@倉敷籐花戦。なんで携帯中継してくれないんだーーーーー。

今週は女流名人リーグで香川女流王将は清水いっちーに負けてしまったので、黒星が続かないよう頑張ってほしい。里見香奈は復帰後の連勝をどこまで伸ばすのか...そして三段リーグにはいつ復帰するのか。

倉敷籐花では山根こっちんが勝って良かった~。

2015年5月12日火曜日

渡辺明とすれ違う

散歩してたら渡辺明棋王とすれ違った!興奮して、片っ端から友人にそのことを伝えたらみんな渡辺さんを知らなかった(涙)。みなの中では将棋=羽生さんらしい…

2015年4月14日火曜日

叱られたい

東京新聞 2015.04.13

叱られたい若者が増えているという特集。何か少し前に真逆の特集もあったような…

褒められたいから褒めてあげる
叱られたいから叱ってあげる

褒め方セミナーや叱り方セミナーなんてのもあるらしい。上司は大変だ。
根本的に、どちらも同じ甘えの構造のような気がするが、違うのか???

東京新聞には日本以外の若者像を取材した特集をしてほしい。内内のズレより内外のズレを認識する方が、これからの時代には示唆に富んだ内容になるのではないかと思う。

2015年4月11日土曜日

電王戦FINAL

終わっちゃったね。電王戦。予想外の結末にして最高に面白い結果となったと思います。

「棋士の存在を脅かすのは棋士なのではないか?」というアウェイク開発者巨瀬さんのコメントに共感する。

見るファンがいて、スポンサーが付くプロの世界は、結局「どこ」を向いているかが問われているのだと思う。

そして今回の電王戦ほど、その「どこ」が割れた勝負はなかったのではないか。そういう意味で、多様な意見を巻き起こし、果ては「人とコンピューター」の関係のあり方まで捕らえてしまった最高に面白い結果だった。

2015年4月4日土曜日

里見香奈VS香川愛生

昨日の倉敷籐花戦トーナメント1回戦で香川女流王将が勝った。ということは、2回戦でシードの里見香奈女流名人と対戦する!!

2回戦でタイトルホルダー同士が激突。これはアツい。

中継しないかな~。将棋連盟のライブ中継はもっと女流棋戦をひろってくれればいいのに。そしたら会員増えると思うな。

そして7日からはマイナビ女子オープンタイトル戦。8日からは女流名人リーグ戦が開幕(初戦は甲斐女流二冠VS矢内5段!!)する。楽しみな戦いが続きます!

2015年3月26日木曜日

卒業〜

卒業シーズンですね。卒業とは出会い。そんな言葉をどこかで目にしました。その通りだと思います。

先日、1年半前にインターンでうちの職場に来た学生が、就職も決まり大学を無事卒業することになったと挨拶に来てくれました。わずか2週間ほどのインターンだったけど、こうして思い出して挨拶に来てくれることを本当に嬉しく思います。

その学生曰く、インターンの時に私から「好きなことをしたほうがいいよ」言われたのをきっかけに、自分の棚卸しをして好きなことを考え、そして就活したそうです。「好きなことをしたほうがいい」。そりゃそうだよねー。何のアドバイスにもならない言葉を大切にしてくれたことに感謝!

いま、多くの学生は、少しでも有名な会社という共同体に入ることを目標に就活していると思います。それはきっと今の時代の正解で、幸せで充実した人生を送る最短距離だと思います。ほとんどやり直しもきかず、一度ドロップアウトすると死ぬまで非正規雇用が当たり前。だから一度きりの「新卒」ブランドは大切にしたほうがいい。

世間ではそうじゃないって声もあるけど、それはほとんどの場合はキレイごと。でもキレイごとの方が好きだから、こんな社会を変えたいと強く強く思ってる。

2015年3月20日金曜日

女流名人戦

予選終了。来期のリーグ戦のメンバーが揃う。

現女流名人:里見香奈!

中村女流2段
清水女流6段
香川女流王将
伊奈川女流初段
室谷女流初段
甲斐女流2冠
矢内女流5段
上田女流3段
船戸女流2段
渡部女流初段

熱い。個人的に過去最高に熱い顔触れ。開幕するのが楽しみで仕方がない。

予想では、中村女流2段、甲斐女流2冠あたりが本命。対抗は清水女流6段、上田女流3段、香川女流王将か。いずれにせよ大混戦必須。

室谷女流初段、応援してます!

2015年3月18日水曜日

yahooプレミアム会員を解約したけど

解約するまでに4〜5回くらい「本当に解約するんですか!?」って確認された。。

最後は「おめでとうございます!」一ヶ月無料で継続できる対象となりました!って引き止められたし…どうなってるんだyahooは。これが今のスタンダードなのか??だとしたら怖い。

無事、解約すると再契約キャンペーンの様なPRがでたけどうんざり。超大手なんだからもっとスマートにいこうよ、とツッコミどころ満載。苦笑

2015年3月15日日曜日

予想 23期倉敷藤花


23期倉敷藤花戦が始まりましたね。予選が無く、全女流棋士がトーナメントで対決するこの棋戦が一番好きです。

今期の一番の見どころは、香川女流王将が一回戦を突破すると、里見香奈女流名人と当たるところでしょうか。タイトルホルダー同士が2回戦で激突。しかも香川女流王将は里見香奈女流名人を破ってタイトル奪取しただけに熱い試合が期待されます。

個人的に応援している山根女流1級はシード枠。長谷川優貴女流2段との実力派若手対決も見たいですね。その後には里見香奈女流名人VS香川女流王将の勝者との対決も!!

左側ブロックの本命は安定した成績を残す矢内女流5段でしょうか。強敵岩根女流2段との対戦が実現する可能性が高いと思います。同ブロックでは、昨期挑決まで進み好調をアピールした貞升女流初段の存在も気になります。

その貞升女流初段に勝って挑戦を決めた山田女流4段は、激戦区にいますね…このブロックには、女流棋界きっての実力者清水女流6段、上田女流3段、中村真梨花女流2段が。さらに若手のホープ室谷女流初段、今期マイナビで挑決まで進んだ和田女流初段、奨励会から転籍した伊藤女流初段も。全く予想がつきません。(でも応援しているのは環那さん)

以上。試合が進んでいくのがとっても楽しみです!

今日のTOEICは…

今年中に900点を超えることが目標です。

前回は855点。
今回は前回より手応えがないので多分800点前後。
リスニングは毎回平均で450点を超えているので、課題はリーディング。
特に文法が弱いみたい。文章読解はそこそこ自信あるのだけど。
でも今日はその読解で1問意味が掴めずに手こずった。
結局最後8問くらい解く時間が足りなかった。悔しい。

いまは帰り道のスタバ。
残席数は1。自分は入口Aから入る。ほぼ同タイミングで入口Bから入る女性が。
こちらは一直線に空いている席に向かったので座ることができた。
でも、その女性は最初に店内を見回したので席を逃してしまった。
すごく申し訳ない気持ちになるし、譲る提案を言えなかった自分が情けない。

落ちている時こそ、明るい気持ちを持つ事が大切だと思っている。
(そして乗っている時こそ、落ち着いて考えることも)
好きな音楽を聴いて気持ちを切り替え、残り半日を大切にしたい。

2015年3月9日月曜日

心にふれる話

2015.3.9東京新聞朝刊

こころ温まるいい話。

人は優しくされると優しくなれる。これは真実。

2015年3月7日土曜日

幕が上がる、くちびるに歌を

また花粉避難で映画にひきこもった。。アメリカン・スナイパー⇒幕が上がる⇒くちびるに歌をの順。幕が上がるからくちびるに歌を間は10分のインターバル。トイレにも行きたかったのでバルト9とピカデリーを全力疾走した。。

今のところ一日3本が限界かな。いくらスクリーンでも目が疲れることがわかった。

幕が上がる。明るく楽しく元気よく、原作より3割増くらい面白い映画だった。ももクロのポジティブオーラが全開で、さすがアイドルと思った。元気になったよ、ほんとに。みんな等身大のキャラを演じていて超活き活きしてた。この起用は大正解。

くちびるに歌を。優しい映画だった。登場人物も景色も歌も。映画の途中で5回は泣いた。ここまで涙腺がゆるいと泣きながら笑えるから不思議。アンジェラ・アキの「手紙」は、何度もライブで聴いているけど、中学生の合唱で聴くのが一番いいと思った。

いやぁ~映画っていいですね!

小岩を愛する株先生のブログ

小岩を愛する株先生のブログ

以前にも紹介したかも知れない小学校の同級生のブログ。久し振りにアクセスしてみた。相変わらず面白い。コンスタントに書き続けているのみて、なんかほっとした。あと暇だな~と思った。

このブログを面白いと思うのは、著者を知っているからなのか?それとも知らなくても面白いのか?記事の内容が性格を超反映しているのでその辺の判断が微妙。ツイートのアイコンがあるけど、どれだけツイートされているのか?今度会ったら聞こうと思う。

2015年3月6日金曜日

アメリカン・スナイパー

アメリカン・スナイパーを見てきた。映画の題材がほんの2年前まで実在した人物であることを考えると、80歳を越えたイーストウッド監督の危機感のようなものが伝わってくる。

以下、『ピース・ウーマン ノーベル平和賞を受賞した12人の女性たち』で紹介されているベルタ・フォン・ズットナーのスピーチから。

「兵士になるのはなんと喜ばしいことか!この精神錯乱、熱病は行進の時からすでに始まっていた。愛する人との別離は堪えがたいが、それもほんの束の間。いざ同胞ち戦場に向かえば、愛する祖国を守る喜びに満たされる。(中略)我が身を勝ちあるものにするすべは、ただ一つ。この戦場で兄弟とともに義務を果たすこと。我々は、勝利へ向かって行進していることを信じて疑わない…それが狂喜を生んだ。死への勇ましい情熱が呼び起こされ、敵への憎しみが高々と燃えたぎり、戦闘が恍惚となる。命など惜しくない。死こそ、我々はに与えられた使命なのだ…」

映画ではこの「狂喜」への過程と末路としての精神の崩壊、そして家族の支えによる回復への道のりが、一つの救いとして描かれている。それだけに、その途中で殺害されてしまったことがなんとも言えず重い。

(安倍)日本アカデミー賞を総ナメにした「永遠のゼロ」なんかより、絶対に「いま」見るべき映画だと思う。

2015年3月5日木曜日

SIGHT VOL61 面白いよ!


残念ながら今号から不定期刊行となってしまったSIGHT。でも待った甲斐があっていつもの1.5倍くらい(いつものは偏差値80くらいの濃さ)密度の高い、読み応えのある内容だった。

それにしても発行人の渋谷さんはすごい。ロックに関わる人で一番本気で安倍政権や原子力ムラに代表されるヤバい社会と戦っている気がする。読んでいてその姿勢が伝わってくるし、自分もしっかりしなきゃって気にさせられる。

今回一番刺激を受けたのは高橋若木さんのインタビュー記事。時代に合わせてアップデートされていないリベラルの態度とその言葉が、有害無実になっているといるという指摘はまさにその通りだと思った。それに気付かずに体制批判しているのは、むしろ相手の思うツボに嵌ってるので、気付かなかった自分に何かとても反省した。

古賀茂明さん、白井聡さんの記事も面白く勉強になった。SIGHTはただ批判しているだけの本じゃなくて、読むと理論武装になるのがいい。薄くて軽くて802円。これはもう買うしかないでしょ!

ガンダム、KANO、花とアリス

花粉シーズン到来。。もう目が痒くて、鼻水止まらなくて、顔面パーツを全て取り外して洗いたい。。この状態があと2ヶ月近く続くのかぁ。春は嫌い。

鼻が詰まって読書に集中できないので、比較的クリーンルームな映画館に避難。立て続けに3本見た。

まずはガンダムオリジン。面白かった。ファーストをリアルタイムで見ていたガンダムファンとして楽しめる要素が満載。個人的に今回の主役は若き日のランバラルだと思った。できる奴は昔からできる。当然だよね。ただ、シャア(キャスバル)の声がルフィなのに違和感大。言ってるセリフも強気で前向きなの多かったので、もう完全にルフィにしかみえなかった。。

続いてKANO。これは日本統治下時代の台湾高校球児たちのお話。3時間を越す大作。内容はどうでしょうか。ネットの評価は非常に高かったので期待していたのですが。。実話をもとにした映画なので、その歴史的事実にはとても感動するのですが(なので登場人物たちのその後を紹介したエンドロールが一番感動した)、脚色をし過ぎて白けてしまった感が大有りです。とてもいい話なだけに残念。

最後は花とアリス。これはなんとも言えない。見ている最中はつまらないなぁと思ってたけど、見終わったらすごく面白かった。あまり起伏がなく淡々とした物語が最後まで続く。実写ではよくあるけど、アニメでこれをやるから岩井俊二はすごいと思う。あと、絵がのっぺりしていて、最近の美少女ものみたいな歪んだ色気(年齢不相応な色気みたいの)が無いのは良かった。

いやぁ〜、映画っていいですね!!

2015年3月1日日曜日

日本と原発

ねりま原発を考える会主催「日本と原発」上映会に参加してきました。冒頭の挨拶から主催者の想いが伝わるとてもいい上映会だった。

映画はとても分かりやすく勉強になった。原発推進派の論拠を論破するための理論武装として、一人でも多くの人に見てもらいたいと思う。

最後の河合監督の舞台挨拶も素晴らしかった。下記は印象に残ったコメント。

私の好きな言葉です。それは、
本気でやれば何でもできる
本気でやれば楽しい
本気でやれば必ず誰かが助けてくれる
この3つ目が一番好き。
※そのあとに具体的なエピソードが続く。

エネルギーのベストミックスについてどう反対するか?
野菜サラダの中に毒キノコが混じっている、と言えばいいんです。

司会者が止めなければ延々と話し続けてしまうのではないか、と思うくらい熱の入った、そして楽しい舞台挨拶だった。

主催者の想い、映画の内容、監督の挨拶、それらのすべてを通じて、魂が突き動かされるような感動を受けた。主催してくれたねりま原発を考える会は10名ほどのスタッフで活動を続けているという。次回は関町で上映会をするそうなので、ボランティアスタッフとして参加できればと思う。

2015年2月26日木曜日

『慟哭の海峡』

太平洋戦争を題材としたノンフィクション『慟哭の海峡』を読みました。今年で戦後70年。終戦当時15歳だった方ももう85歳になる。今の日本を考えると、戦争を語れる人がいなくなってしまった時に、また同じ過ちを繰り返すのではないかと思う。

そうならないためにも、記憶を受け継いで次に繋いでいくことは、戦争を知らない世代の重要な役割だと思う。本書からは、右とか左とかそういった思想は感じられない。記憶を風化させないための努力が伝わってくる。こんな時勢だからこそ、特別に気を引き締めさせられる。

2015年2月24日火曜日

はじまりのうた

素敵な映画だった。見終わった後に世界が変わって見え、そして誰かとシェアしたくなった。

個人的に、あんなに魅力的なキーラナイトレイはラヴアクチュアリー振り。彼女には、友達の友達くらいにいそうなお袈裟でない役柄が最高に映える。

人が繋がることの優しさを感じる、まるで贈り物のような作品。独りぼっちな気持ちを抱えた時に、とても元気をくれるんじゃないかと思う。

2015年2月18日水曜日

戦争と報道について考える

「後藤健二さんの死を悼み、戦争と報道について考える」というシンポジウムに行ってきた。最初は人が集まるのか不安だったけど(別に主催者でも何でもないけど…)定員400名の会場で立ち見がでるほどの大盛況だった。

パネリストがたくさんいて、一人一人の持ち時間が短かったのは残念。でも質の高い印象に残る話を聞くことができて良かった。

思うのはやはり安倍政権は国民の無関心が生んだ政権であるということ。原発問題、憲法改正、沖縄基地問題、特定秘密保護法。例え投票率80%で信任を得た政権であっても、国民投票並みの議論を経ずに決めていい問題ではない。ましてや有権者の半分のそのまた3分の1にも満たない程度の票でできた政権が独断で決めて良いはずがない。

文脈から外れてしまうが、かたい問題を真面目に語っても共感は得られないのだろうか?楽しさがなければ広まらないのだろうか?平和や環境の未来のことを考えるのに、そこまで気を遣わなくては前に進めない社会というのは何なんだろうとも思う。

2015年2月17日火曜日

森絵都『クラスメイツ』

森絵都さんの『クラスメイツ』を読みました。学校が舞台の青春小説が好きな人はきっと好きになると思う。

フィクションというにはリアルだし、リアルというには出来すぎてる。その辺のバランスがいいから、時に中一だった頃の自分を重ね合わせてみたり、みなかったり。読みながら今とあの時を行き来できて、それが切な楽しかった。

森絵都さん。久しぶりに読んだけど、相変わらず優しい文章だな。「森絵都」って名前も優しい。エヴァーグリーンなポップミュージックみたいだ。

2015年2月16日月曜日

國分功一郎さんがマイブーム


『東京新聞✖️坂本龍一 脱原発とメディアを考える』の巻末に収録された國分功一郎さんの寄稿にハッとさせられた。わずか2ページの文章なので、上の画像をDLして読んでほしい。

見落としがちな事実をさらっとすくい上げて分かりやすく提示している。『暇と退屈の倫理学』もそうだったがシンプルな問いかけで奥が深い。こういうのが「哲学者」の仕事なのだなと思う。

國分功一郎さんがマイブーム。




2015年2月11日水曜日

ビッグ・エンター


東京新聞 2015.2.11 朝刊

二日間の徹夜業務ストレスで、Enterキーを強く叩いたらPC壊れた。それをきっかけに強く叩いても壊れない巨大なEnterキーを開発したサラリーマンの話。一個3280円で200個ネットで販売したら即日完売したらしい。

転んでもただで起きないというか、どこにアイデアが転がっているかほんと分からない。そしてこんなネタを見つけてくる東京新聞はすごい。

自分のまわりにもEnterキーを強く叩く人は結構いる。プレゼントしたら喜ばれるかも。。

2015年2月8日日曜日

戦争で一番儲かるのは軍需産業

東京新聞 2015.2.6 朝刊

武器の購入先はどこか?どこの会社が作ったものなのか?軍需産業に関する情報は少ない気がする。ほとんど表に出てこない武器メーカーに底知れぬ「闇」を感じてしまう。

きっとすごい儲けているんだろうな。

マリリン・マンソン 「ペイル・エンペラー」

マリリン・マンソンの新譜がかなりいい。ボートラ3曲を含む全13曲のどれもがタイトでとても密度の高いアルバムになっている。

特にボートラで収曲したアコースティックな3曲がいい。アコースティックな楽曲の方が意外にマンソン独特の悪魔的な印象が冴える。スモーキーな雰囲気もキャリアに応じた渋みを感じさせる。これを機にこのスタイルでAL1枚発表してほしい。

スモーキーで言うと最近はブラック・クロウズのALも遡って聴き返している。土煙薫る音楽はEDMの時代にはかえって新鮮に聴こえる。流行に疲れたらぜひお試しあれ。

2015年2月5日木曜日

GUMBO INFERNO

クロマニヨンズのライブに行ってきた。会場は渋谷公会堂。開演ギリギリに着いても余裕で見れる指定席が嬉しい。

一曲目から沸点に達し、そのままの勢いで最後まで突き抜けたクロマニヨンズらしい熱いライブだった。いつもながらヒロトの歌に涙腺が緩む。あんなに馬鹿でかくあんなに優しい歌声を他に知らない。

新譜「GUMBO INFERNO」から沢山の楽曲を演った。立ち止まることなく常に最新。最高のロックンロールバンド。

無関心が生んだ政権

・沖縄の米軍基地問題
・改憲問題
・経済格差
・原発
・特定秘密保護法

安倍政権は国民の無関心が生んだ政権。そして無関心であり続ける限り延命する。と思う。

オンリーワンの条件

東京新聞 2015.1.27 朝刊

・始めた時点でもう誰も真似できない、真似する気も起こらない

全国唯一と思われるアリ専門ペットショップを経営する島田さん。アリの生態に惹かれ、趣味で始めた飼育がそのまま事業に。好きを仕事にする鮮やか過ぎる成功例だと思う。

真似をしようにも専門性が高くて真似できない。大手が参入したがるほどの市場規模でもない。完全にブルーオーシャン。

6畳の仕事場で個人経営。あー羨ましい!

『暇と退屈の倫理学』

國分さんの『暇と退屈の倫理学』を読みました。小学生の頃、周りから暇人と言われていたので、個人的にとても興味深いテーマでした。

読み手を大切に考えていることが伝わる丁寧な文章と、難解な概念を順序立てて分かりやすく説明する抜群の構成力で、一時も突き放されることなく最後まで読み進められた。國分さんはすごく頭が良いだけでなく、情熱のある方なのだと感じた。

図書館で借りたのだけど、この本は手元に置いておきたいので購入しようと思う。繰り返し読むことにより、さらなる気付きが得られる確信がある。こんな先生の授業を受けられる学生は幸せだと思った。

2015年2月4日水曜日

ジミー、野を駆ける伝説

ケンローチ監督の新作「ジミー、野を駆ける伝説」を見てきました。

約100年前、1920年代のアイルランドを舞台としたノンフィクション作品。「自由」に対する「権力」の抑圧は、今の日本、今の国際社会にそのまま当てはまる構図。ケンローチ監督ならではの、抑圧される側に添った優しさを感じさせる映像が印象に残った。

新宿ピカデリーで見たけど、Movie Walkerで検索したら豊島園のシネコンでも上映してた。単館でやりそうな映画だけに意外でちょっと嬉しかった。集客があるともっと嬉しい。というか無いと悲しい。

映画館をでて、すぐ裏手の紀伊国屋7階の洋書コーナーに寄った。最近はAmazonで本を買うことがほとんどだけど、書店で実際に手で持つことは大切だと改めて思った。手に馴染む紙、目に映る風合いなど、本には読むことの他にもワクワクする要素がある。

今日はよい休日だな。